朝食に「フルーツたっぷりのスムージー」はNG?本当に効果のある、夏の「冷えとり習慣」3つ
「夏なのに、なんだか体が冷える…」よかれと思って行っている習慣が、じつは体を冷やしてしまっているのかもしれません。今回は冷え症専門外来の医師、林 忍先生が、朝の「冷えとり習慣」の効果を〇、△、×の3評価でジャッジ。正しい習慣を取り入れて、冷え体質を改善しましょう。

「夏の朝の洗顔はぬるま湯でする」の冷えとり効果は?

判定は…〇! 「肌がびっくりしない温度で顔を洗って」。
冷たい水は目が覚めますが、寝起きに急激な変化を与えると交感神経が優位になり、冷えにはマイナスに。朝の洗顔は、ぬるま湯だと丁寧に洗えて、汚れもきちんと落とせます。
「朝食は旬のフルーツたっぷりのスムージー」の冷えとり効果は?

判定は…×! 「体を温める汁物とご飯はマストで」。
食べ物には、体を温める「陽性」と冷やす「陰性」の2種類があり、スムージーは後者に該当。ゴクゴク飲むと体を冷やすことになります。朝は体を温めるみそ汁とご飯を選んで。
●体を温める陽性の食べ物
・炭水化物:黒米など
・肉:牛肉、鶏肉、羊肉など
・魚類:サケ、サバ、マグロなど
・野菜:カボチャ、ショウガ、長ネギなど
・果物:ミカン、サクランボ、モモなど
「朝の運動をするならゆっくりウォーキング」の冷えとり効果は?

判定は…△! 「笑顔がつくれる程度の強度でジョギングを」。
ウォーキングよりもおすすめなのが、笑顔が保てるくらいのスピードで走るスロージョギング。短時間でも効果が高く、代謝もアップ。脚の筋肉のポンプ機能が働いて、全身の血流もよくなります。
冷えがひどいなら漢方の力を借りて
冷え症の症状がひどい場合には、かかりつけの医師に相談のうえ、漢方の力を借りてみるのもおすすめの方法です。
●血行をよくする「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」
血行障害やうっ血を改善する生薬が含まれる、血流をよくする代表的な漢方薬。更年期に多い上半身がのぼせて下半身が冷える症状を緩和します。
●自律神経を調整する「加味逍遥散(かみしょうようさん)」
自律神経の調整や血行改善に優れた効果があり、更年期の特有の冷え・のぼせがある人にも適します。また、イライラ、ストレス由来の冷えにも効果的。
●体を温め、むくみ改善「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」
血行をよくして貧血を改善したり、体を温めたりする生薬を含む漢方。むくみ改善の効果もあるため、水分代謝が悪く末端が冷える人にも適しています。
※ 体に合わない、調子が悪くなった、痛みが出たなど、体に異常を感じた場合はすぐ中断し、医師に相談してください。
※ 妊娠中やその可能性がある方、高齢の方、特定の疾患がある方、熱や炎症がある方、そのほか具合の悪いときは、医師に相談のうえ行ってください。
