旅行や出張のときに、「あれ、なにか忘れていない?」とソワソワしてしまうことありませんか? 仕事柄出張も多く、現在は秋田と東京の二拠点生活を送り、荷造りや移動が日常の一部になっているというのは、時間×片付けコンサルタントの下村志保美さん。今回は、下村さんの「出張・旅行がラクになるスーツケースの中の工夫」をご紹介します。

ポケットに忍ばせるのは「割りばしとゴミ袋」

「え、割りばし?」と思うかもしれません。でもじつはこれ、私の中では定番の“旅のお守り”です。

宿泊先でちょっと果物を食べたくなったときや、買ってきたお弁当を食べるときに便利。コンビニでお箸をもらい忘れても安心です。意外と「ここで割りばしがあったらなぁ」というシーン、あるのです。

そしてもうひとつの必需品がゴミ袋。コンビニ袋でも構いませんが、1〜2枚をスーツケースのポケットに常備しておくと、とにかく便利!

・濡れた折りたたみ傘を入れる
・汚れた衣類を分ける
・急な雨でバッグのカバー代わりにする
・出先で出たゴミを持ち帰る

用途は無限大。旅行の度に持ち出すのではなく、常にポケットに入れておくスタイルにしてから、準備がひとつ減りました。

“専用”の「ヘアアイロンとアクセサリートレイ」

私は旅行や出張用にヘアアイロンと、アクセサリートレイを常にスーツケースに入れっぱなしにしています。

ヘアアイロンは、自宅用のものは娘と共有しているため、私が旅行に持ち出すわけにもいかず、新たに購入。朝身支度して使用したアイロンが熱いままスーツケースに入れられない…という困り事もなくなり、出発直前にあわてることもなくなりました。

アクセサリートレイも地味に便利なアイテムです。ホテルでピアスや指輪を置く場所に困ったこと、ありませんか?

私は以前、洗面所に無造作に置いておいて流してしまいそうになった経験があり…それ以来、アクセサリーを安心して置ける“自分だけの小物置き”を持ち歩くようにしています。

どちらも軽くてかさばらないのに、旅先での“自分時間”の質をぐっと高めてくれる存在です。

黒いスーツケースには「目印」が必須

スーツケースといえば、定番カラーはやはり“黒”です。でも空港のターンテーブルで黒いスーツケースがずらっと並ぶと、自分のものがどれだかわからなくなることもしばしば。

一度、ほかの方に間違って持って行かれそうになったことがあり、それを機に、自分だけの“目印”をつけるようにしました。

私は「かわいい」と買ったもののもったいなくて使えていなかったバッグ用のタグを抱え込んでいるだけではもったいないと使い始めました。かわいいものだと気分も上がりますし、なにより遠くからでもパッと見つけられるのが魅力。

見た目のオシャレだけでなく、自分の持ち物を守る安心にもつながる工夫です。

工夫は「自分をラクにする愛情」

出張や旅行が多いと、どうしても準備や移動に気を取られがちですよね。でも、あらかじめ“ラクできる仕組み”をつくっておくだけで、心にも余白が生まれます。

旅の時間は「ただの移動」ではなく、自分の暮らしの一部です。ちょっとしたひと工夫が、自分への思いやりになる。そう思うようになってから、私はスーツケースの中身も大切に選ぶようになりました。