子どもたちの独立で久々のひとり暮らしをすることになり、軽トラック2台分の荷物を処分をしてコンパクトな物件に住み替え。インスタグラムで発信する「持たないおひとりさま生活」が、幅広い世代の共感を集めているようさん(現在50代)。ここでは、厳選したお気に入りに囲まれたようさんの暮らしを切り取った著書『50代、賃貸ひとり暮らし。 ものを手放して見つけた、 私らしい日常』から、毎日の食事づくりをラクにする工夫について抜粋して紹介します。

おひとりさまの「リアルな食事」は、とことんシンプル

通っていた短大では、食物科でした。息子を妊娠するまで料理教室に通っていたこともあり、もともと料理をすることは大好きなんです。しかし…子育てしていた頃を思い返してみます。

【実際の写真】ひとり暮らしの50代、4日分のつくりおき

小さい頃から食が細かった息子と娘。栄養面も気になるし、たくさん食べてもらいたかったんです。なるべく同じようなメニューが続かないように気をつけたり、味つけを工夫したり、子どもたちが好きな洋食が多めになるようにしたり、毎日試行錯誤していました。

さらに息子から「つくりたてを食べたい」というリクエストも。仕事帰りの電車の中で、献立と料理の段取りを考えておいて、帰宅後に30分間で4品つくるなど、時短も意識していました。当時は仕事が忙しかったこともあり、日々の料理は“義務”のようになっていた気がします。でも、ひとり暮らしになった今、料理をすることがまた楽しくなりました。

子どもたちが大人になってから、「ママの味と言えばなに?」と聞いてみたら、2人とも口をそろえて「ない!」って言うんです…。あまりにもいろいろなものをつくりすぎたみたい(笑)。ですが、この大変だった子育て期間に、目分量など料理の勘や段取りが鍛えられたなと思っています。

ひとり暮らしになり、自分のためにつくる食事はもっぱらシンプルになりました。煮ものや炒めものなどの和食が中心です。また、月に2回、実家からの仕送りで野菜が届くので、それを活用したつくりおき生活を続けています。

なぜ、つくりおきをしているかというと、仕事で疲れてヘトヘトになって帰ってきて、料理をしたくないからです。元気があるときや、時間に余裕のあるときにつくっておけば、温めるだけですぐに食べられます。そうすると、料理をするのが義務ではなく、より楽しいものになります。

つくりおきを始めてから、食費もそれまでの半分以下に。「家に帰ればすぐに食べられるものがある」と思うと、仕事帰りの寄り道も減り、ついでに必要ないものを買うことが少なくなったことも大きいと思います。

3時間で完成!仕送りを活用した、ある日のつくりおき

先に紹介したように、仕送りの野菜が届いたその日から2日後までのうちに、6品ほどつくりおきを仕込みます。半日で一気にまとめて仕込む日もあれば、隙間時間にさっと1、2品つくる日もあります。

つくる量は、子どもたちと一緒に暮らしていた頃と変えていません。たとえばお肉は600gなど、お得用の大きめパックを買ってきます。調味料の量など勘も働くので、同じ分量でつくるほうがスムーズなんです。

買い物は週に1~2回、なるべく冷蔵庫の中のものを使いきってから行くようにしています。残り少なくなった食材でつくれるメニューを考えるのも、ゲームみたいで楽しいです。おかげで、食材をムダにしてしまうこともなくなりました。

お昼はつくりおきをお弁当にして職場に持っていったり、いったん家に帰ってきて食べることも。だいたい3~4日で食べきるようにしています。

ご飯は4日分の約3合をまとめてティファールの鍋で炊いて、そのまま鍋をおひつ代わりにして冷蔵庫で保存。おみそ汁は、そのときに冷蔵庫にある野菜を具材にして、多めの量をつくり、鍋ごと冷蔵庫で保存しています。ご飯とおみそ汁は食べる直前に温めるだけなので、時短にもひと役買ってくれています。