三井住友信託銀行、元社員がインサイダー取引の疑い 社長が緊急会見

三井住友信託銀行は、元社員がインサイダー取引を行った疑いが判明したと発表し、社長が緊急会見を開き、謝罪しました。

三井住友信託銀行・大山一也社長
「多大なるご迷惑とご心配をおかけしておりますことを深くおわび申し上げます」

三井住友信託銀行は、社長が緊急会見を開き、元社員がインサイダー取引を行っていたと疑われる事態が判明したと発表しました。

元社員は三井住友信託銀行の管理職で、業務で得た情報をもとに、個人の利益を目的にした株式の売買を複数回行っていたということです。

先月30日に、本人から申告があり、会社側が元社員の売買の記録などを調査し、発覚したということです。

三井住友信託銀行は、元社員を1日に懲戒解雇していて、大山社長は会見で、「経営としても極めて深刻な事態。いち早く公表することを優先した」と述べ、今後、調査委員会を設置して事実関係の確認や原因分析のほか、再発防止策の策定を行うとしています。