パナソニック子会社、社長が不正を隠蔽 報酬50%を4カ月自主返納
パナソニックホールディングス(HD)は1日、電子材料などを手がける子会社「パナソニックインダストリー」(坂本真治社長)への調査で、93件の不正が見つかったと発表した。
一部は坂本社長ら経営陣にも報告が上がっていたが、隠蔽(いんぺい)していたという。坂本社長と楠見雄規・HD社長は月額報酬の50%を4カ月分、自主返納する。
【写真】パナソニックが新作カメラの性能の宣伝で使った、犬の写真。ところが、この写真は新作カメラで撮ったものではなく、外部の写真提供サイトから権利を買ったものだった
子会社は、電気自動車や半導体向けの電子材料を製造。今年1月、米国の第三者機関「ULソリューションズ」の認証試験で不正を行っていたと発表し、外部の弁護士らによる調査を進めていた。