「機動戦士ガンダム」ハリウッド実写映画化、新監督が決定 ─ Netflixと『キングコング:髑髏島の巨神』監督は離脱

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日本が誇るロボットアニメ「機動戦士ガンダム」のハリウッド実写化企画に大きな動きが見られた。製作の米レジェンダリーとバンダイナムコフィルムワークスはこれまで、とともに『キングコング:髑髏島の巨神』(2017)のジョーダン・ヴォート=ロバーツを監督に起用して準備を進めていたが、これが鞍替えになった模様。Netflixとヴォート=ロバーツは既に企画を離れており、新たに「スイート・トゥース: 鹿の角を持つ少年」(2021-2024)のジム・マイクルを監督に迎えているという。米が伝えた。

Netflixの「ガンダム」実写化企画は2021年4月にもので、コンセプトアートも。オタクの情熱迸るヴォート=ロバーツ監督は実家からガンプラを、さらに2023年夏には来日してガンダム生みの親である富野由悠季とも面会。横浜のGUNDAM FACTORY YOKOHAMAも見学するなど、熱心な姿を見せていた。ヴォート=ロバーツはこれらの様子をInstagramに投稿していたが、現在はアカウントごと削除されている。

事情は不明だが、Netflixとヴォート=ロバーツは企画から離脱。新たにマイクルが自身の製作会社Nightshadeを通じて手がけることとなった。

企画は引き続き実写映画化として準備されており、あらすじは不明。2025年初頭の製作開始を見込むとされる。

新たに就任したマイクルはアメリカ出身の1979年生まれ。『コールド・バレット 凍てついた七月』(2014)などインディーのホラーやスリラー作品をいくつか手がけており、Netflix『月影の下で』(2019)で話題に。代表作「スイート・トゥース」は、製作総指揮にロバート・ダウニー・Jr.も参加した。「機動戦士ガンダム」実写映画に対しては、「僕が一番ガンダムをうまく使えるんだ」の意気込みで、ファンに愛される映画作りに期待したい。

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