福岡県、1日昼過ぎから2日にかけ大雨のおそれ 前線が九州付近停滞、温帯低気圧も接近
福岡管区気象台は1日午前5時43分、大雨と落雷及び突風に関する福岡県気象情報第3号を発表した。福岡県では、1日昼過ぎから2日昼過ぎにかけて非常に激しい雨や激しい雨が降り大雨となるおそれがある。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風に注意するよう呼びかけた。
[気象概況]東シナ海から日本の南に停滞している前線が2日にかけて九州付近へ北上する見込み。また、台風21号は1日夜には東シナ海で温帯低気圧に変わり、前線上を東北東へ進み、2日に九州付近に接近する。低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となる見込み。このため福岡県では、1日昼過ぎから2日昼過ぎにかけて局地的に雷を伴った激しい雨が降り、特に2日朝から昼過ぎは非常に激しく降り、大雨となるおそれがある。また、落雷や竜巻などの激しい突風のおそれもある。
その後、2日6時から3日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、福岡地方150ミリ▽北九州地方150ミリ▽筑豊地方150ミリ▽筑後地方150ミリ
[防災事項]土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風に注意。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努める。