才木(手前)と話をする井端監督(カメラ・小林 泰斗)

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 侍ジャパンの井端弘和監督(49)が31日、阪神・才木浩人投手(25)に自身が指揮を執ることが決まっている26年のWBCでドジャース・大谷との共闘を期待した。

 才木のブルペン投球を見守っていた井端監督の脳裏には昨年3月、侍ジャパンの強化試合で片膝をついた大谷に右手一本で本塁打を打たれた姿が浮かんでいた。ブルペン視察後、才木と話し込んだ指揮官は「あそこが本人の分岐点になったみたいな話もしていた。あの悔しさは今でもあるのは当然だと思う。(プレミア12は)本人も先発として2試合投げるつもりで来ている。次のWBC(メンバー)に入って(大谷と)一緒にやっていたらいいなと個人的には思います」と夢プランを披露した。

 昨季8勝、今季13勝と成長を遂げて、侍初招集された才木は「大谷選手に打たれてすごく悔しい思いをした。あそこからこうやって代表に呼んでもらってこういう立場になれたのはすごくうれしい。26年WBCだけではなく、今後のシーズンにつながるような期間にしたいです」と目を輝かせた。次回WBCで大谷と同じユニホームを着て世界一を目指すサクセスストーリーを実現するために、まずはプレミア12でチームを頂点に導く。(阿見 俊輔)