米倉涼子が西田敏行さん思い涙「そこに存在してくれたことに感謝してここに立ってる」「劇場版ドクターX」舞台あいさつ
女優の米倉涼子が31日、都内で開催中の東京国際映画祭で行われた、主演映画「劇場版ドクターX」(12月6日公開)のワールドプレミア舞台あいさつに出席。17日に虚血性心疾患のため死去し、今作が遺作となった、俳優・西田敏行さんへの思いを言葉にし、涙を流した。
今作は2012年から7シリーズに渡りテレビ朝日系で放送されていた連続ドラマ「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」の完結作。米倉は「2012年からのドラマがなかったらここに私たちは立ってない。(最初は)1年で終わると思った」と回想し「もう1年、もう1年って続いてたら西田さんも参加していただき」と続けると涙をこぼした。
西田さんは、米倉演じる孤高のフリーランスの外科医・大門未知子を目の敵にする蛭間重勝をコミカルに名演。米倉は涙ながらに「(西田さんが)そこに存在してくれたってことに感謝してきょうここに立ってます」と語った。
米倉はこの日、デコルテ全開の魅力的なドレスで登場。首元と右手首には作品にちなんで「X」字のゴージャスなアクセサリーを合わせ「体中Xで来ました!」とアピールした。またイベントのチケットが即完したことを知らされると、米倉は「10分で売れたんだって、いいねえ」とちゃめっ気たっぷりに喜びを示していた。
そんな気丈に振る舞う米倉の姿に、ドラマから脚本を務めてきた中園ミホ氏は「米倉さんこう見えて緊張しいで、さっき裏ですごいアガってた」と明かした。それでも「きっとどこか蛭間重勝さんが見守ってくれていると思います。楽しみにしていてください」と西田さんの思いを胸に観客へ呼びかけていた。