ダンディーFC戦にフル出場した古橋。(C)Getty Images

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 いくつかの決定機を得点につなげられなければ、ストライカーにとって不満が残る試合だろう。

 セルティックの古橋亨梧は10月30日、スコットランドリーグ第10節のダンディーFC戦で先発フル出場を果たした。PK獲得で2−0の勝利に貢献したものの、ネットを揺らすことはできていない。

 古橋は前後半それぞれにチャンスを手にした。だが、ゴール前でのシュートを相手守護神に阻まれるなど、ゴールを奪うことができず。公式戦3試合ぶりの得点をあげるには至らなかった。

 スコットランドに渡って以降、高い決定力でゴールを量産してきた古橋だけに、無得点に終わったことに地元メディアも反応。セルティック専門サイト『Celts Are Here』は、「キョウゴの調子には浮き沈みもある。だが、今夜はフラストレーションを感じて振り返る試合となるだろう」と報じている。

 また、『Daily Record』は「かつてはデドリック・ボヤタが向こう見ずな失態を犯す癖を直せば、欧州の強豪でプレーできたはずだと言われたものだ」と伝えた。

「キョウゴの場合、そのように明白な欠点に苦しめられてはいない。だが、外すほうが難しいと思われるチャンスで不運を呪うことがしばしばある」
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 そのうえで、同メディアは「エリートクラスの動きは、夏にマンチェスター・シティの関心も引きつけた」と、PKを獲得した場面を含め、古橋の動きを称賛している。

「ゴールを決めていないときでも、彼の素晴らしさは誰の目にも明らかだ。アダム・アイダがスタンドから見守るなかで、彼はフル出場を果たした」

 専門サイト『67 HAIL HAIL』は、採点記事で古橋に6点をつけ、「ハットトリックになってもおかしくなかった夜だが、今夜は苦しんだ」と評した。

 どんなストライカーでも、チャンスのすべてを決めることはできない。古橋は次の試合でゴールを決められるか。セルティックは週末のリーグカップ準決勝でアバディーンと決勝進出を争う。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部