「恥ずべきイニング」「悪夢のような崩壊」5-0から大逆転負けのヤンキース…5回表の拙守連発を米メディアが酷評「ミス3つでシーズンが台無しに」
ジャッジの落球から始まった5回の拙守でヤンキースは5点を失った(C)Getty Images
大勝ムードから痛恨の逆転負けだ。
現地時間10月30日(日本時間31日)、ヤンキースは、本拠地でドジャースとのワールドシリーズ(WS)第5戦に臨み、6-7で敗北。3回までアーロン・ジャッジ、ジャズ・チザムJr.、ジャンカルロ・スタントンがそれぞれ一発を放つなど、優位に試合を進めていたが、最大5点リードから試合をひっくり返され、2009年以来の世界一を逃している。
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試合の雰囲気が一変したのは、5回表だ。無死一塁から中堅手ジャッジが落球、遊撃手アンソニー・ボルピが悪送球とミスが続き、無死満塁のピンチを招くと、2死満塁から投手ゲリット・コールと一塁手アンソニー・リゾの間に連係ミス……。内野安打で1点を与え、続くフレディ・フリーマン、テオスカー・ヘルナンデスの連打で一気に同点とされてしまった。
これを受け、米老舗誌『Sports Illustrated』は、「ヤンキースが5回表に悪夢のような崩壊ぶりで3つの守備ミスを犯す」と報道。「火曜夜、ドジャースとのWS第5戦で5-0とリードしたとき、勝負は第6戦に突入するかと思われた」としながらも、「ニューヨークの5点リードは、相次ぐ醜いミスのせいであっという間に消滅した」と報じている。
さらに米放送局『NBC News』は、「1イニングの間に生じたミス3つでヤンキースのシーズンが台無しに」と速報。「5-0とリードしていたニューヨークが恥ずべきイニングで瞬く間に5失点」「もし彼らがフィールド上で当たり前のプレーをしていれば、ほぼ間違いなくロサンゼルスでの第6戦に向かっているところだ」と5回表の拙守を振り返っていた。
ヤンキースにとっては、なんとも悔やまれる幕引き。一方で、その隙を逃さないドジャースもさすがだった。これで同シリーズの対戦成績が4勝1敗となり、ドジャースが2020年以来の世界一に輝いている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]