懐疑論を吹き飛ばした衝撃の4年 大谷翔平の“規格外の成果”に米メディアが最敬礼「スポーツ史上最も信じられない結果」

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ワールドシリーズを制し、仲間たちと喜びを分かち合う大谷。(C)Getty Images

 大谷翔平はあらためて球史に残る存在であることを“結果”で証明した。

 現地時間10月30日に敵地で行われたヤンキースとのワールドシリーズ第5戦でドジャースは7-6と逆転勝ち。4年ぶり8度目となるワールドシリーズ制覇を達成した。

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 快哉を叫んだスター軍団にあって、燦然と輝く存在感を放ったのは大谷だ。昨オフに異例の後払いを含んだ7億ドル(約1015億円)のメガディールを締結したドジャースでの10年をこれ以上にない形で締めくくった偉才は間違いなくチームに欠かせない存在だった。

 レギュラーシーズンで史上初となる「シーズン54本塁打・59盗塁」をやってのけ、球史にその名を刻んだ大谷。彼が「出ることに憧れていた」というワールドシリーズ制覇もやってのけたことで、そのキャリアにおける“凄まじい功績”がクローズアップされている。

 MLBのありとあらゆるスタッツやデータを紹介しているアカウント『MLB Metrics』は公式Xで、大谷が過去4年間で手にしてきた主なタイトルを紹介。「オールスター選出×4、MVP×3、WBC優勝、WBCのMVP、そしてワールドシリーズ優勝だ。これはアメリカのスポーツ史上最も信じられない4年間で、結果のひとつである」と強調し、二刀流スターの凄みを伝えた。

 メジャーリーグ挑戦当時には、二刀流への懐疑論は少なくなかった。日本でも成功を収められるかに対して懸念を示す声はあった。そうした周囲の声を「結果」で吹き飛ばした。いまや「大谷なら何でもできてしまう」という見方の方が強まっていると言っていい。

 逆風に苛まれながらも大谷が残してきた成果には、現地のファンも脱帽する。『MLB Metrics』の投稿には「止められない才能だ。素晴らしいキャリア」「WBCでの活躍はもっと評価されるべき」「ついにオオタニが世界一になった」「もう全てを手にした男だ」といった賛辞が相次いだ。

 投手として返り咲く来季には「二刀流」としての本格復帰が見込まれる大谷。いきなり頂点に立ったドジャースでの10年だが、まだまだ先が楽しみである。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]