ホアキン・フェニックス、クリストファー・ノーランからジョーカー役の話があった

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 トッド・フィリップス監督の『ジョーカー』2作品で、ジョーカー/アーサー・フレックを演じたホアキン・フェニックス。同作から何年も前に、『ダークナイト』(2008)のクリストファー・ノーラン監督から、ジョーカー役の話しがあったことを明かした。

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 Varietyによると、この度ポッドキャスト『Tetragrammaton with Rick Rubin』に出演したホアキンが、「クリストファー・ノーランと『ダークナイト』について話したのを覚えています。何か理由があって実現しませんでしたけれど」と明かしたそうだ。

 「当時はまだ準備が出来ていなかった。『やらないなんて自分はどうした?』と思うような役の一つでしたが、僕自身だけの問題ではなくて、他にもあった。すごいことをしようとする人が他にいたんです…ヒース・レジャーのパフォーマンスを見られなかったことなど、想像もできませんよね」 と続ける。

 そして、「クリストファー・ノーランに『絶対君で間違いない』と言われたかどうかは分からないし、会った時の経緯も覚えていないけれど、会ったのは確かです。僕自身、引き受けるべきじゃないと感じていたけれど、ノーラン監督も『彼(ホアキン)じゃないな』と思ったんじゃないかな」と明かしている。

 ヒース・レジャーがジョーカーを演じたノーラン監督の『ダークナイト』は、クリスチャン・ベールがバットマンを演じる三部作の第2弾。ヒースの演じたジョーカーは批評家から絶賛され、亡くなった後にアカデミー助演男優賞を贈られた。一方ホアキンは映画『ジョーカー』で、アカデミー主演男優賞をはじめ、この年の演技賞を数多く獲得した。