「年取ると涙腺がもろくなるので…」山本由伸の“相棒”も世界一にもらい泣き「選手の苦労に比べたら…」
◇ワールドシリーズ第5戦 ドジャース7ー6ヤンキース(2024年10月30日 ニューヨーク)
ドジャースは30日(日本時間31日)、敵地でのヤンキースとのワールドシリーズ(WS)第5戦で劇的な逆転勝利を飾り4勝1敗とし、2020年以来4年ぶり8度目のワールドチャンピオンに輝いた。山本由伸投手(26)の通訳を務めた園田芳大(よしひろ)氏も選手たちと一緒に勝利の美酒で世界一の余韻に浸った。
園田通訳は映画業界からメジャーの世界に飛び込み、移籍1年目の山本と“ルーキーコンビ”として苦楽をともにした。
ワールドシリーズ開幕前には山本が「お互いこっちに来て、ルーキーと言いますか、園田さんは特に違う業界から入って来たので、苦労とかたくさんあったと思いますけど、そういった姿をあまり見せることなく、特に僕には見せなかった」と振り返り「そういう姿を見ていたので、園田さんにとっては凄い1年になった。最後、泣かせたい」とワールドチャンピオンに輝き、お世話になった園田通訳を泣かせることが一つの目標と語っていた。
園田通訳はもらい泣きしたか問われると「いやいやもう…年取ると涙腺がもろくなるので」と語り「泣いちゃいました」とホロリ。
そして、異業種転身1年目の今季について「選手の苦労に比べたら僕の苦労は知れたもの」と謙遜し「(山本は)ケガもあったので、あそこからここまで、ピークをこの時期に合わせられたのがすごい。流石だなと」と右腕を称賛した。
1年目での世界一に「僕は運が良かっただけ。本当に運が良かっただけです。球団もそうですし、つかせてもらった選手(山本)もそうですし、大谷くんがいてくれたこともすごいありがたかったです。ありがたいチームでした」とドジャース球団や山本、大谷だけでなくアイアトン通訳をはじめ周囲のスタッフに感謝の言葉を口にした。