記録的な豪雨でコパ・デル・レイ延期のバレンシア…来月2日のレアル戦も延期を要請

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 バレンシアがラ・リーガにリーグ戦の延期を要請したようだ。30日、スペイン紙『マルカ』や『アス』などが伝えている。

 ここまで11試合を消化したリーグ戦で1勝4分6敗を記録し、勝ち点「7」の最下位に沈むバレンシア。ルベン・バラハ監督の下で3年目を迎えた同クラブは、27日のヘタフェ戦を引き分けたことで現在は5試合未勝利となっている。そんなバレンシアだが、スペインを襲った集中豪雨の影響で30日に開催予定となっていたコパ・デル・レイ(国王杯)1回戦の延期が決定。記録的な雨量を観測している今回の豪雨でバレンシア州は冠水し、洪水による水害も発生したため壊滅的な被害を受けているようだ。

 すでに72名の死亡が伝えられるなか、バレンシアは来月2日に予定されているラ・リーガ第12節レアル・マドリード戦の延期を要請した模様。レアル・マドリードも必要に応じてリーグ側の決定に従う姿勢を示しているという。

 また、レアル・マドリードは30日のトレーニング前に1分間の黙祷を行い、同日にクラブ公式サイトで声明を発表。「レアル・マドリード、その会長および理事会は、バレンシア州とアルバセテ州を中心にわが国の多くの地域で影響を及ぼしている暴風雨により、亡くなられた方々のご遺族および愛する方々に哀悼の意を表する。レアル・マドリードは、この大災害に見舞われたすべての人々に深い悲しみと連帯を表明し、すべての支援と愛情を伝える」とメッセージを送った。