Netflix史上最大のヒットドラマ『イカゲーム』、魅力が光る本作ならではのオリジナリティとは?
世界を激震させたあのゲーム、再び! 膨大な借金や深刻なトラブルにより人生を諦めかけた者たちが、“人生一発逆転”できるほどの高額賞金を懸けて、「負けたら即死」のゲームに巻き込まれていく世界的メガヒットのサバイバルスリラー『イカゲーム』。待望のシーズン2が12月26日(木)よりNetflix(ネトフリ)にて独占配信開始となるが、シーズン1は現在でもなお、Netflix史上最大のヒットシリーズとして君臨し続けている。なぜ、本作がそれほどの人気を誇っているのだろうか?
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監督が語る『イカゲーム』の他では見られない特徴
シーズン1は、日本をはじめ世界94カ国で“今日の総合 TOP1”を獲得、配信後28日間で1億4,200万を超える世帯で16億5,000万時間以上の視聴記録を達成した。その成功についてファン・ドンヒョク監督は、他にはない本作の特徴を“とにかくゲームのルールがシンプル”だと語っており、制作する上ですぐに理解できる子どもの遊びをゲームに取り入れ、ゲームの内容よりプレイヤーの行動に注目がいくようにこだわったことを語っている。
視聴者の心を揺さぶった注目ポイント
日々ギャンブルに明け暮れ、高利貸しから追われる頼りない主人公ギフンが、謎のセールスマンの案内をきっかけに、誰もが知る子どもの遊びを基にしたゲームへいざなわれていく姿が描かれたシーズン1。集められた456名のプレイヤーたちは知力・体力のすべてを使い、時には相手を騙しながら勝利を目指さねばならない。
敗者には容赦ない死が待ち受けるサバイバルについて、ファン・ドンヒョク監督は「サバイバルゲームの本質は、参加者がゲームに勝つために奮闘する姿を見るというエンターテインメント性にあります」と解説。その本質を生かしつつ、オリジナリティを生み出すことにもこだわったようで、「他との違いを挙げるとすれば、やはりルールのシンプルさでしょうか。ルールを理解するために多くの時間やエネルギーを必要とせず、非常にシンプルです。『イカゲーム』ではゲームの内容よりも、参加者がどのように行動し、どのように対応するかにフォーカスしています。 通常、サバイバルゲームでは勝者に注目しますが、本作は敗者にも注目しているのです」と分析した。
監督の言葉の通り、シーズン1に登場したのは“だるまさんがころんだ”、“カルメ焼き”(カタヌキ)、“綱引き”、“ビー玉”、“飛び石ゲーム”、そして“イカゲーム”といった一度は遊んだことがあるような子どもの遊び…になぞらえた「負けたら即死」のサバイバル。ゲーム自体はルールも簡単でわかりやすく、再現性も高いことから配信後はSNSなどで真似をして楽しむ人が続出、瞬く間に人気が拡散された。
さらに、ギフンだけでなく、ギフンの幼馴染、脱北者、ヤクザ…など人生に迷い、借金を抱えたプレイヤーたちがゲームへ“挑まざるを得なかった”背景に映る人間模様のドラマティックさも多くの心を揺さぶったのだ。
更に進化する『イカゲーム』シーズン2
そして、シーズン1のDNAはもちろんそのままに、更に進化を遂げるシーズン2。ゲームを通して関係を築いたプレイヤーたちの命が儚くも散り、ギフンが優勝してから3年後。残酷な競技に終止符を打つため、ギフンはこの負のスパイラルを終わらせるため、再びゲームに足を踏み入れることに…。物語の詳細は未だ謎に包まれているが、“本物の社会現象”と言えるほどの流行を巻き起こし、歴史的快挙を連発させてきた本作が、2024年の年末ムードを再びかっさらうことは間違いないだろう。
そんな本作には、イ・ジョンジェ(『スター・ウォーズ:アコライト』)はもちろん、ゲームの監視人“フロントマン”役のイ・ビョンホン(『オールイン 運命の愛』)、そしてコン・ユ(『トッケビ 〜君がくれた愛しい日々〜』)などお馴染みのキャストも再登場。またシーズン2には、イム・シワン(『他人は地獄だ』)、カン・ハヌル(『麗<レイ>〜花萌ゆる8人の皇子たち〜』)、パク・ソンフン(『ソンサン −弔いの丘−』)、さらには元BIGBANGのチェ・スンヒョンや元IZ*ONEのチョ・ユリ、パク・ギュヨン(『Sweet Home −俺と世界の絶望−』)らの参戦が決定している。
気鋭の新キャストはもちろん、再び世界を熱狂させる生死をかけたゲーム、そして想像を超える壮大な物語と、全てをスケールアップして贈る新シーズンの“ゲームスタート”まで残り僅か。静かにフロントマンの足音が迫っている。
Netflixシリーズ『イカゲーム』シーズン1:独占配信中、シーズン2:12月26日(木)世界独占配信。(海外ドラマNAVI)