DeNAケイ「気迫では負けない」と7回7K零封!初回先頭から4者連続奪三振の日本シリーズ新記録も達成
◇SMBC日本シリーズ2024第4戦 DeNA―ソフトバンク(2024年10月30日 みずほペイペイD)
DeNAの来日1年目左腕、アンソニー・ケイ投手(29=米国)が1勝2敗で迎えた第4戦に先発登板。7回4安打無失点と好投し、勝利投手の権利を得て降板した。
初回から飛ばしに飛ばした。1番・柳田、2番・周東、3番・栗原を3者連続三振斬りして好発進。2回も4番・山川を三振に仕留めて日本シリーズ史上初となる初回先頭から4者連続奪三振をマークした。
2回は6番・今宮からも三振を奪い、2回で早くも5奪三振。3回まで6奪三振の完全投球となった。
すると、味方打線は4回に主砲・オースティンの1号ソロで先制点。ケイは4回先頭の柳田に初安打を許すも得点は許さず、5回は1死から今宮に二塁打されながら三塁を踏ませなかった。
6回は安打と四球で1死一、二塁から2死二、三塁とピンチを迎えたが、山川を1球で中飛に仕留めてこの回も無失点。
直後の7回に宮崎が1号ソロを放って待望の追加点が入ると、ここから一気に打線がつながって桑原の2点適時二塁打とオースティンの適時打でこの回一挙4得点の猛攻となった。
5―0となったその裏もマウンドに向かったケイ。先頭の近藤に安打されたが、この回も無失点で投げ切り、リリーフ陣にバトンをつないだ。
投球内容は7回で打者26人に対して102球を投げ、4安打無失点。7三振を奪い、与えた四球は1つ、直球の最速は155キロだった。
レギュラーシーズンでは24試合に先発登板して6勝9敗、防御率3.42。優勝した巨人と対戦したクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ(東京D)では2試合に先発登板して1勝を挙げ、2試合を合わせて9回1/3を投げて3安打2失点(自責1)だった。
▼ケイ まずは大事な試合で自分のピッチングをすることができ、また良い結果になり良かったです。相手は左打者を多く並べる作戦でしたが、気迫では負けない姿を見せることができました。またキャッチャーとのコミュニケーションを大事にして投球できました。