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 11月の国際大会「プレミア12」に出場する侍ジャパンが29日、宮崎市で強化合宿をスタートした。井端監督は4番打者について「見極めていければいい。決めつけが嫌いなので、決めていない」と練習試合などを踏まえて決める方針を示した。

 最有力候補だった巨人・岡本和がケガで辞退。選択肢として「ありますね」と示したのが森下、追加招集の清宮、日本シリーズに出場中の牧だ。森下は今季主に3番を任されて16本塁打し、8月13日の巨人戦では初めて4番に座った。この1試合にとどまったが初打席で初本塁打を放った。合宿初日は清宮と同組で打撃練習し左翼に2本の柵越え。「侍ジャパンの4番というのは肩書。どの打順でもやるべきことは変わらない」とアピールしていく。

 今季18試合で4番を打った清宮は「本当にアピールが大事。チームを勝たせるバッティングが一番。点が取れる役割を果たせれば」と意欲的。指揮官は昨年のアジアプロ野球チャンピオンシップで4番を任せた牧を含め、適性を見極めていく。(神田 佑)