モデルプレスのインタビューに応じたみゆう(C)モデルプレス

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【モデルプレス=2024/10/29】「VENET TOKYO ROPPONGI」で売上トップレベルの成功を収めているキャバ嬢・みゆう。高校卒業後に歯科衛生士とキャバ嬢を掛け持ちするも、やがてキャバクラを本業とすることを決意する。父はその選択に反対する中、お客様から「覚悟が足りない」と言われたことをきっかけに、仕事への覚悟を持つように。みゆう自身の成長だけでなく、父との関係にも変化をもたらしたという、キャバクラで得た経験とは?

【写真】六本木のキャバ嬢みゆうの学生時代

■歯科衛生士からキャバクラの世界へ

― キャバクラ歴6年とのことですが、キャバ嬢を始めたきっかけを教えていただけますか?

みゆう:高校卒業後に歯科衛生士の専門学校に入ったんですが、その入学と同時にお小遣い稼ぎでキャバクラも始めました。当時は週末だけキャバクラで働いて、平日は学校に通う生活でした。

― 元々は歯科衛生士の道へ?

みゆう:そうですね。学校も3年通い資格も取り、歯科衛生士として働いていました。「VENET TOKYO ROPPONGI」に入った当初も、キャバクラは週末だけで、平日は歯科衛生士として働いていたんです。

― ちなみに学生時代のみゆうさんは?

みゆう:中学高校ではずっと吹奏楽部で、フルートを頑張っていました。結構本気でやっていて、夏休みもほぼ部活で。高校生の時は東関東大会という大きなコンクールにも出場できました。その頃から人前に出るのが好きだったし、発言するのも好きだった。目立つのが好きでしたね。

― キャバクラを本業としていこうと思ったのは何かきっかけがあったんですか?

みゆう:「VENET TOKYO ROPPONGI」に入る前のお店では、私のようにバイト感覚で働いている学生が多かったんです。でも今のお店に入ってみると、周りの女の子はみんな本気で頑張っていて、「私も20代前半くらいキャバクラでちゃんと働いてみようかな」と。それから歯科衛生士として働く頻度がどんどん減っていきました。歯科衛生士は今も月に2回くらいバイトとして入っています。

― キャバクラへ転向していくのに悩みはありませんでしたか?

みゆう:やるって決めたら考えなしに進んじゃうんです(笑)。当時はアドレナリンも出ていて、不安とか悩みはなかったですね。逆に今の方が将来自分がどうなっていくのか不安な部分はあります。

■「覚悟が足りない」目が覚めた一言


― これまでの人生でターニングポイントとなった言葉やアドバイスがあれば教えてください。

みゆう:私は12月が誕生日で、「VENET TOKYO ROPPONGI」に入って半年くらいで誕生月でした。なので12月の売り上げを5位以内という目標にしていて。でも5位以内に入れず、めちゃくちゃ悔しかった。それまでは悔しい気持ちなんてなかったんです。でも「VENET TOKYO ROPPONGI」に入って本気になり、初めて悔しい気持ちになりました。

そのことをお客様に「どうしたらいいと思いますか?」と相談したら「覚悟が足りないんじゃないか」とアドバイスを頂いて。それを聞いて私も「確かに」と。 そのお客様の言葉をきっかけに、気持ちが変わっていったような気がします。

― 具体的にはどういった覚悟を?

みゆう:嫌なことをするという意味の覚悟ではなくて、自分ができることをしっかりやる覚悟。例えば無駄な時間を無くして、足を使って動くとか。そういった覚悟が私にはなかったんだなと。

それから容姿にもっと気遣うようになったし、周りのアドバイスも素直に聞けるようになりました。それまでだと、「アドバイスもらっても面倒臭いし、どうせ変わらないでしょ」って思っていました。今は「これやった方がいいよ」って言われたことは全部やっていますね。

当時は暴飲暴食もめっちゃしてたんですけど、 とりあえずダイエットしようと、食事にも気を使うようになりました。乱れていた生活習慣が整ったのも頑張れた理由かなと感じます。

― 現在のお仕事で感じるやりがいはどういった部分に感じますか?

みゆう:ありきたりですが、やっぱりお客様が楽しいって言ってくれたら嬉しいですね。あとはレースだったり売上で成果が残せるのはやりがいです。例えばレースで1位を獲りたいという目標があったとして、一瞬頑張っただけでは1位を獲ることはできないんです。

期末テストみたいな感じで、これまでの頑張りが結果に繋がる世界だし、だからこそ頑張って目標が達成された時はすごく嬉しいですね。

― 逆に現在のお仕事の悩みはありますか

みゆう:仲良いと思ってたお客様が急に来なくなっちゃうこともあって、そういう時は悲しいですね。他のキャバ嬢さんだったら、去るもの追わずで気にしないと思うんですけど。自分なりに一人ひとりと向き合っているので、いちいち悲しくなっちゃう…。泣いちゃうこともあるし、追いかけたくなっちゃうのが悩みですね。

― 自分の何が悪かったんだろうと?

みゆう:そうですね。「良い人だったのに、なにか嫌な思いさせちゃったのかな」とか。なんの前触れもなく突然来なくなっちゃう方もいて、良いお客様であればあるほど、そういう方が多いような気がします。きっと揉めたくもないから黙って去っていくんだと思うんですけど。でも、やっぱり悲しいし、嫌な思いをさせてしまったのなら言ってほしいなと思います。自分が改善できる範囲なら教えてほしいです。

■父との確執と和解


― お父様はキャバクラに反対していたとのことですが、最初は認めてくれなかった?

みゆう:そうですね。キャバクラを始めた頃は、不安もあったのか辞めなさいって反対されていました。どちらかと言えば歯科衛生士をやって欲しかったのかなと思います。

でも今年の8月にファッションショーのランウェイを歩いたら、父も認めてくれたというか。ファッションショーも頑張らないと出演できないので、これだけ頑張っているならって。私は実家が神奈川の横須賀なんですけど、わざわざ父も大阪の会場まで来てくれました。

― お父様が認めてくれたときの心境は?

みゆう:「認めさせたぞ!」みたいな感じです(笑)。両親は離婚していて母子家庭で育ったんです。4歳から一緒には住んでいなくて、ずっと父のことが嫌いだったんです。高校生の時とかは相当嫌っていて、私が不幸なのはお父さんのせいだと思っていて。

― みゆうさんのその気持ちにも変化が?

みゆう:それこそキャバクラで色んな方と話す機会が増えて父への印象も変わっていったんです。「もしかしたらお父さんはこう思っていたのかな」とか考えるようになって。それまでは外面だけの関係だったけど、その頃から素直に言い合えるようになっていきましたね。今では父と二人で飲みにいったりもします。

なのでキャバクラで父世代の方と関わっていなかったら、歩み寄ろうとも思ってなかったかもしれないです。私には関係ないし、どうでもいいと思っていたかも。

― 今では家族皆さん仲良しなんですね。

みゆう:そうですね。お休みの日は実家によく帰ります。私はワンちゃんを2匹飼っているんですけど、実家の横須賀には大きなドッグランもあるんです。一緒に実家に帰ってゆっくりしています。

― 実家へ帰らない日はどのように休日を過ごしていますか?

みゆう:お料理はよくしますね。仕事終わりでも作りますし、朝起きて作る日もあります。あんまり食べすぎるとお酒が飲めなくなっちゃうので、朝と昼に食べることが多いです。

最近は角煮を作るのが好きで、時間がかかるものを作ってます。下茹でだけしておいていつでも作れるようにしていて。あとは牛すじカレーを作るのも好きで、煮込んでいる間にアニメを観たりしています。

― どんな時に料理を作ろうって思うんですか?

みゆう:疲れてる時とか、「あー嫌なことあったな。めっちゃ悲しい。料理作ろ!」って。料理をしている間は何も考えずにいられるので、あまり考え事したくない時に料理することも多いですね。

自分の好きなものを作るから、やっぱり美味しいし、気分も上がります。料理でネガティブな気持ちを発散しています。ただ食べ過ぎにだけ注意しています(笑)。

■みゆうのあかぬけ方法ベスト3


― 読者の中にはみゆうさんのようにあかぬけたいと思っている方も多いと思います。今の輝くみゆうさんになるまでに取り入れてきた「あかぬけた方法ベスト3」を教えてください。

「あかぬけた方法ベスト3」
1.常にニコニコすること
2.体重は意識せずダイエット
3.綺麗な姿勢を意識する

まず1つ目は常にニコニコしていることです。表情が暗いとどうしても幸薄そうに見えちゃうし、私は幸濃くいたいので!どうしても笑顔になれない時もあると思うんですけど、そういう時は相手に先に言っちゃいます。例えば、お客様の前なら「もしかしたら不機嫌そうに見えちゃうかもしれないけど、ごめんね」って。無理するとストレスにもなっちゃうので。

2つ目はダイエット。太っているとどうしても、もたついて見えてしまうので。ただ、体重は気にしなくていいと思います。体重よりも見た目が大事で、例えば写真を撮った時に可愛く見える体型を目指すとか。人によって好きな見た目があると思うので、そこを目標にした方が良いと思います。

最後の3つ目は、姿勢です。最近整体に行っているんですけど、姿勢が良くなると表情も明るくなるんです。猫背になって首が前に出ているのに比べて、背筋が伸びていると顔が上向きになりパッと明るくなると思います。あとはズレていた肩の位置とかを矯正すると、顔も小さく見えるんです。

■みゆうの挫折を乗り越えた方法


― みゆうさんがこれまでの人生の中で挫折や辛いと感じた経験はありますか?

みゆう:やっぱり去年の12月の時ですね。その頃はまだ父とも仲が悪くて、お家に帰ると「どうせ私なんて…」と思うことが多かったです。無理にニコニコしていたし、うまくいかないことがあれば誰かのせいにしていました。

でも、お客様の「覚悟が足りない」という言葉もあって、自分のどこが悪かったんだろうと反省するようになりました。誰かがミスをしてしまった時も、「自分がこうしていたらカバーできていたかも」とか。

― 自分のこと以外にも気を遣われるんですね。

みゆう:自分の責任にするという訳ではなくて、自分にできることはなんだろうって考えるようになりました。父に対しても離婚したから私は不幸なんだってずっと思っていたけど、今では「私がこうしていればもっと早くに仲良くなれたんじゃないかな」と考えられるようになりました。

他人のせいにしちゃうと、それ以上自分じゃどうにもできなくなってしまう。でも自分で改善できる部分を探せば、どうにかなる可能性は残るので。

■みゆうの夢を叶える秘訣


― それでは最後に夢を追いかけている読者へ、みゆうさんの「夢を叶える秘訣」を教えてください。

みゆう:当たり前のことですが、叶うまで辞めないことだと思います。それこそ昨年の12月で5位以内になれなくて、そこで諦めていたらファッションショーにも出れてなかったので。吹奏楽も6年間毎日練習を頑張ったからこそ大会で良い成績を残せました。途中で諦めていたら何も叶っていなかったので、諦めないことが1番の成功への近道なんだと思います。

ただ、ずっと頑張るとモチベーションも落ちてしまうと思うので、リフレッシュすることもすごく大事だと思います。嫌になっても全部投げ出して辞めるんじゃなくて、 期間を決めて好きなことをして、気持ちを切り替えるといいと思います。

― 期間を決めることも大切?

みゆう:期間を決めないとダラダラし過ぎちゃうと思うんです。ダラダラするにしても、1ヶ月とか期間を決めることが重要かなと感じます。

■みゆうにさらに迫る5つのテーマ


<その1:今日のメイク>
今日のメイクはドラマ「失恋ショコラティエ」の時の石原さとみさんを意識しました。ほっぺたのチークが可愛かったので、真似してみました!

<その2:今日のファッション>
女の子っぽいふかふかな服を選んできました。普段からこういった服装は多くて、スカートとか女の子らしい服装をすることが多いです。夏はタイトな服を着ることが多いですね。

<その3:美容>
お水はずっと飲んでいたんですけど「温泉水99」を飲み始めてから、お通じも良くなったし、肌荒れも減ってきた気がします。このお水は甘い感じがして、量も飲みやすいのでおすすめですね。

<その4:会話術>
テクニックも大切だけど、愛想もやっぱり大切だと思います。ニコニコしながら話を聞くのは異性にも同性にも好かれる秘訣だと思います。自分に好意があると感じてもらえると、相手にも好意を持ってもらいやすいのかなって。

<その5:趣味>
アニメを観るのが好きです!姉が好きな「テニスの王子様」に私もハマり、そこからアニメがどんどん好きになりました。今だと「僕のヒーローアカデミア」と「FAIRY TAIL」を観ています!

「覚悟が足りない」との言葉から始まったみゆうの変化は、キャバクラでの経験を通して父との関係にも大きな影響を与えた。努力と覚悟を重ねることで、少しずつ自分を磨き、家族との絆も取り戻してきた彼女。キャバクラでの経験から育まれた強さと優しさが、今の彼女をさらに魅力的にしているのだろう。(modelpress編集部)

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