京王線・井の頭線の本当にうまいラーメン「究極の一杯」ベスト5店…《あっさり》から《濃厚》まで大公開!
「東京で一番旨いラーメンを決めようじゃないか」 と2000年にスタートした「TRY(Tokyo Ramen of the Year)」。
審査員・ゲスト審査員は、「TVチャンピオン」最後のラーメン王・青木誠氏、“元祖ラーメンクイーン”レイラ女史、そして“最強のラーメンブロガー“であり、昨今は「マツコの知らない世界」(TBS系)に出演するなど多方面で活躍中のしらす(斉藤光輝氏)。
さらに、通称“ラーメン官僚かずあっきぃ”として数多くのメディアでラーメン情報を発信している田中一明氏、ラーメンと城をこよなく愛し、全国のラーメンを食べ歩く尾瀬氏、年間外食数約2500食のうち約1800食がラーメンというまろ氏の6名。新店部門のみ審査を行うゲスト審査員に、いけ麺氏、しらけん氏が加わり、計8名で審査を行なっている。
新宿〜京王八王子を繋ぐ京王線と渋谷〜吉祥寺間を走る井の頭線を主軸に、都心と郊外を結ぶ京王電鉄。沿線には緑豊かな自然が広がっていて、閑静な住宅街も点在している。
京王線、井の頭線は全駅とも新宿・渋谷から1時間以内でアクセスでき、運賃も安いので、食べ歩きにもうってつけだ。
その年のもっとも優れた新店に贈られる「TRY新店(新人)大賞」で総合1位に輝いた『Tombo』(2018年度)や『桜上水 船越』(2023年度)のほか、『中華そば しば田』や『永福町 大勝軒』といった「TRY名店部門」常連組も多数。
いまアツい駅は千歳烏山で、『らーめん 梶原』や『ら〜めん つけ麺 幸加』など、人気店から独立した話題の店が続々と開店している。
桜上水「船越」ワンタンメン(塩)
新店部門MIXで1位を獲得。推しの「塩」は、豚をベースとする力強いスープにコショウをガツンと効かせる独創的なスタイルで、噛み応えのある手揉み麺を合わせるなど個性が光る。肉々しい大粒のワンタンが5粒ものる「ワンタンメン」が圧倒的な一番人気。
「船越」店主の船越節也さんから一言「学生も多い桜上水は活気のある町。春は桜並木がきれいです!」
千歳烏山「らーめん 梶原」特製醤油ラーメン
新店大賞のほか、しょう油としおの3部門で堂々の受賞。人気の「醤油ラーメン」は動物と乾物でとる分厚いスープに醤油の香気を重ねたそそる一杯。
永福町「永福町 大勝軒」中華麺
1955年に創業した煮干しラーメン界の重鎮。なみなみと注がれたスープには、煮干しや節類、豚骨、野菜の旨みが詰まっている。大盛りの中細麺も風味豊かであと引く味わい。
千歳烏山「ら〜めん つけ麺 幸加」らーめん
濃厚な動物魚介にもちもちの麺を合わせた「らーめん」と「つけめん」が新店部門・MIXとつけ麺濃厚でランクイン。ラードで揚げた自家製魚粉が、スープにパンチを加えている。
吉祥寺「Tombo」汐の旨味そば
2018-2019新人大賞総合部門の覇者。今年度はしょう油·しおの両部門で受賞した。「汐の旨味ソバ」は、動物や節類、干しエビ、ホタテなどから出る奥深い味わいが魅力。
※店舗の情報はすべて取材時(2024年1月時点)のものです。
…つづく「東京の本当うまい「町中華のラーメン」ベスト6店…なんと一杯《600円》、スープ絶品《浅草・大森・人形町・大井町・千歳烏山・清澄白河》で覆面調査隊が発見」では、あまたひしめく町中華のなかから、おいしいラーメンの店を紹介します。
撮影/加藤熊三、西崎進也、中橋正治、近藤誠
文/松井さおり