【台風情報】台風21号沖縄に接近 熱帯低気圧に変わっても大雨に警戒 3連休の雨は？天達武史気象予報士が解説
暴風域を伴って沖縄に接近する恐れのある台風21号。
いつ、どこで、警戒が必要なのか？天達武史気象予報士が解説します。
熱帯低気圧に変わる見通しも…油断は禁物
天達武史気象予報士：
台風21号なんですけれども、沖縄に向けて31日木曜日から1日金曜日に接近しそうです。暴風域を伴っていますので、沖縄の先島諸島の西を通る形なんですが、石垣島など先島諸島はすでに暴風が吹いていますので、30日水曜日から31日木曜日にかけて、30m以上の風が吹きます。荒れた天気、大雨に警戒です。
天達武史気象予報士：
この進路がこの後、ぐっと東へ曲がってくる予想になっているんですね。これはなぜかというと、北から強い偏西風がいま降りてきているということで、台湾に上陸して、だいぶ勢力を落として東へ移動する。3日の日曜日にはこの台風、熱帯低気圧に変わる見通しに変わってきました。ただこれ油断ができないんです。熱帯低気圧に変わるということは、風が台風レベルではなくなるというだけで、雨雲はそのまま引き連れてきます。このあと連休（11月2日〜4日）にかけては、秋雨前線も停滞するということで、東日本・西日本を中心に3連休、特に土日大雨に警戒が必要です。
MC 谷原章介：
能登に豪雨をもたらした台風14号と同じようなコース、台風が上陸するのも心配ですが、前線がどの位置かによって、また能登に降る可能性はあるんですか？
天達武史気象予報士：
前線の位置がちょっと北に偏ってしまった場合は、能登など日本海側に雨雲がかかる可能性もあります。特に、1日金曜日から2日土曜日、警戒が必要なんですが、いまは台風の進路が、14号の時よりもやや南寄りを通過する予想なので、太平洋側も今回は特に大雨警戒が必要になってきそうです。
大雨いつどこで？
天達武史気象予報士：
週間予報を見ていきます。
まず警戒が必要なのは、29日火曜日から31日木曜日にかけての沖縄の先島諸島。かなり荒れた天気になりそうです。南寄りの暴風雨に警戒、高潮などにも満潮時間帯は注意が必要です。西日本は1日金曜日から2日土曜日にかけて、秋雨前線の活動が活発になって大雨になりそうです。
天達武史気象予報士：
東日本・北日本は3連休にかけて、特に土曜日を中心に大雨になりそうです。熱帯低気圧からおそらく前線と低気圧に吸収されるような形になるので、大雨のリスクがかなり高くなる見通しです。進路にもよるんですけれども、土曜日は大荒れの天気となりまして、風もそれなりに強くなりますので、交通機関の情報なども、前日までしっかり確認をお願いします。
この雨なんですけれども、30日水曜日の午前中までは降るんですが、いったん30日の午後は、お天気が回復してきます。そして31日木曜日にかけて、貴重な洗濯日和となりそうですから、外干しは早いところでは、30日の午後から干せるところもあるかもしれません。木曜日にかけての晴天を、ぜひ有効にお使いください。
（「めざまし8」10月29日放送より）
