テン・ハーフ(左)の有力な後任候補に挙がっているアモリム(右)。(C)Getty Images

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 マンチェスター・ユナイテッドは現地時間10月28日、エリク・テン・ハーフ監督の解任を発表した。コーチのルート・ファン・ニステルローイが暫定で指揮を執ることとなったなか、後任は現在スポルティングを率いているルベン・アモリムが有力だ。複数の現地メディアが報じている。

 アモリム体制6年目で、日本代表の守田英正が加入して3年目のスポルティングは今季、ポルトガルリーグ開幕9連勝と絶好調。それも計30得点2失点と、他を寄せ付けない圧倒的な強さを誇っている。

 その勢いは国内に留まらず、チャンピオンズリーグでも2勝1分と強さを発揮。11月のマンチェスター・シティ戦、アーセナル戦での勝利にも期待が高まっているが、39歳の若きポルトガル人指揮官は、その強豪2クラブがいるプレミアリーグに活躍の場を移す可能性が低くなさそうだ。
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 英紙『Daily Mail』は「マンチェスター・ユナイテッドがルベン・アモリムに迫った経緯」と題した記事を掲載。「ユナイテッドはすぐにアモリム、スポルティングと、850万ポンド(約16億8300万円)の放出条項の発動について話し合いを始めた」と伝えている。

「今年初めにリバプールとウェストハムの面接を受けた39歳は、オールド・トラッフォードへの移籍に前向きだと言われている。アモリムは今シーズン限りでスポルティングを退団する予定だったが、今月初めにユナイテッドの関心を知り、2度交渉を行なったと理解されている」

 同紙はまた、テン・ハーフ解任後、アモリムがユナイテッドとの繋がりについて直球質問を受けた際の発言を掲載。後任候補はこう答えたようだ。

「この質問は予想していたよ。無論、将来について話すつもりはない。そうでなければ、常にコメントしなければならなくなるからね。私はスポルティングの監督であることをとても誇りに思っている。それだけだ」

 シーズン途中での引き抜きは実現するのか。そして来年5月に30歳となる守田の去就に、何らかの影響はあるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部