ドジャース・大谷(提供・共同通信社)

写真拡大

 「ワールドシリーズ、ヤンキース−ドジャース」(28日、ニューヨーク)

 ドジャースの大谷翔平選手は四回の第3打席で空振り三振に倒れた。厳しい判定には苦笑いを浮かべる一幕もあった。

 先頭のラックスが四球で出塁すると、K・ヘルナンデスの右前打で無死一、三塁と好機を広げた。ここでエドマンがセーフティースクイズを敢行し一旦はアウトと判定。ロバーツ監督がチャレンジするも覆らず、痛恨の失敗となった。

 1死一、二塁と状況が変わった中、ヤンキースは変則左腕のコルテスを投入。初球をフルスイングするもファウルチップ。直後に表情をゆがめた。2球目のフォーシームは見極め、平行カウントに。3球目のアウトローはストライクと判定され、思わず苦笑いを浮かべた。

 一度、打席を外して仕切り直し。スライダーを見極め、低めのフォーシームに手を出さなかった。フルカウントとなり、低めをカット。最後は低めの変化球にバットが空を切った。

 第2打席ではフルスイングを見せた際に大きく目を見開いていた大谷。追い込まれてからエドマンとランエンドヒットの形となり、二ゴロ間に走者を二塁へと進め、ベッツのタイムリーにつなげた。第1打席ではストレートの四球を選び、フリーマンの先制2ランが飛び出すなど、手負いの状況でもチームに貢献している。