個人賞最高の名誉を手にしたロドリ。(C)Getty Images

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『France Football』誌が主催し、個人賞最高の栄誉とされるバロンドールの授賞式が現地10月28日にパリで開催され、マンチェスター・シティに在籍するロドリが初受賞を果たした。

 28歳のスペイン代表MFは昨季、自身が出場したリーグ戦は無敗で、シティのプレミアリーグ4連覇に大きく貢献。代表でもEURO2024優勝の立役者となった。

 先月に前十字靭帯を断裂し、松葉杖をついて授賞式に登場したロドリは、「僕にとっても家族にとっても国にとっても特別な日だ」と言い、同胞の先輩にリスペクトを込めた。

「今日は僕の勝利ではなく、スペインサッカー、受賞に値する(アンドレス・)イニエスタ、シャビ、イケル(・カシージャス)、セルヒオ・ブスケッツ、その他多くの選手たちの勝利だ。スペインサッカーのため、そしてミッドフィルダーのためでもあるんだ。

 多くの友人たちがメッセージをくれて、『サッカーは勝ったんだ。影で仕事をしている多くのミッドフィルダーに可視性を与え、今日それが明るみに出たんだ』と言ってくれた。僕は価値観を持ち、勉強し、物事を正しく行おうとし、固定観念に従おうとはしない普通の男だ。それでもトップに立てたのは、みんなのおかげだよ」
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 気になるのは怪我の状況だ。今季絶望とも言われるなか、「とにかく自分の身体を大事にしたい。休んで、家族との自由な時間を楽しんで、より強くなって戻ってくるよ」と誓った。

 名実ともに世界最高のMFとなったロドリ。さらなる活躍に期待が懸かる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部