新潟“てっぺん”見るために国立をアルビ色に染める 横断幕に応援メッセージ クラブも限定グッズで後押し
11月2日のルヴァン杯決勝には、今季の目標に掲げた“てっぺん”を期待する新潟サポーターが会場の国立競技場に大挙して駆けつけ、チームを後押しする。JR東日本は28日に再び上越新幹線の臨時列車運行を発表し、指定席券を発売。クラブもサポーターの応援メッセージ入り横断幕を用意したり、限定グッズを販売したりして会場をオレンジ色に染める。
国立競技場の収容人数は6万7750人。一般販売チケットは既に売り切れ、きょう29日からリセールが開始される。Jリーグによると新潟側のゴール裏の約1万2100席は先行抽選販売で完売。中立席のメイン、バックスタンドにも多くの新潟サポーターが訪れることが予想される。
JR東日本によると、11月2日の上越新幹線の指定席は、上りは始発から8時台発がグランクラス、グリーン席を含めて満席。9時台もほぼ満席で、下りは午後5時台発以降がほぼ埋まっている。今月18日に発売した臨時便も即完売した。
そこで同社は28日に再び臨時で運行する上越新幹線1往復を販売した。JR東日本新潟支社は「長岡花火といった大きなイベントであるような売れ方で好調な予約状況。需要があるので増便した」としている。
クラブもサポーターの期待に応えようと企画を用意している。デンカビッグスワン内にあるアルビレックスショップ「オレンジガーデン」で、縦1メートル50、横5メートル20ほどの横断幕2枚に選手への応援メッセージを31日まで募集。横断幕は当日に選手ロッカールームに向かう通路壁面に掲げられる。
28日も多くのサポーターが訪れ「てっぺんとるぞ」「国立で最高の景色を」などと熱い思いの言葉が並ぶ横断幕にメッセージを書いたり、写真を撮ったりしていた。小学5年の久住晴己君(10)は現地観戦する予定で「点差をめっちゃつけて勝ってほしい。長谷川元希選手に期待している」とほほ笑んだ。
当日は国立競技場Dゲート付近でオフィシャルグッズショップを開く。選手のビジュアル入りのタオルやペナント、記念Tシャツなど限定グッズを販売する。クラブ担当の塚野麻美さんは「ルヴァン杯で活躍した選手を入れたビジュアルが特徴で、みんなで優勝をつかみにいくことを表している。国立の舞台をオレンジ色に染めて選手をサポートしてください」と話し、サポーターと一丸となって会場を盛り上げる。