「光る君へ」清少納言の「カチコミ」シーンにネットも複雑 紫式部との友情決裂が決定的に
27日に放送されたNHK大河ドラマ「光る君へ」では、清少納言(ファーストサマーウイカ)が、彰子(見上愛)の歌会に呼ばれてもいないのにやってくる。そこでのやり取りで、まひろ(吉高由里子)との友情決裂が決定的となる瞬間が描かれた。
この日の「光る君へ」では、一条天皇が亡くなった哀しみにくれる中宮・彰子のために、まひろは慰めのために和歌の会を催した。そこへ、招いていない清少納言がやってきたとの連絡が入る。一部で日を改めるようにとの声が上がるも、彰子は「良いではないか」と清少納言を通す。
やってきた清少納言はグレーの喪服姿。華やかな衣装の女御たちを見て、清少納言は一瞬、戸惑いの顔を浮かべるも、すぐに堂々と彰子の前へ行き「お初にお目にかかります。亡き皇后定子様の女房、清少納言にございます」とあいさつする。
敦康親王も好きだというつばき餅を持参したというと、彰子は「敦康さまはお健やかか?」と質問。清少納言は「もう、敦康様のことは過ぎたことにおなりなのでございますね?このように楽しそうにお過ごしとは思いも寄らぬ事にございました」と一瞥。「ここは私が歌を詠む場ではございません」と言い放ち、彰子へ「例え(敦康親王のことを)お忘れになられても大丈夫でございます」と、自分がしっかり世話をすると挑戦的に言い伝える。
定子のことが大好きだった清少納言にとって、その後中宮となった彰子は、天皇を奪った憎い相手。この様子を見ていたまひろは、その夜「清少納言は得意げな顔をしたひどい方になってしまった」と日記に記した。これは紫式部日記にも記されている。
ネットでも、明るく元気だった清少納言が変わってしまったことに「意固地になってしまっている清少納言がしんどい…つらい…」「このことが紫式部のディスりになってしまうのか!なんと悲しい」「清少納言、哀しみの余り暴走してしまっている」などの声が。ちなみにファーストサマーウイカはXで、このシーンについて「カチコミ」と表現している。