「のらりくらり」小山りほ 夏の思い出蘇る!聴くとウルッとしちゃう「はっぴーさまーたいむ!」【ソロインタビュー連載第4回】
5人組女性アイドルグループ「のらりくらり」(通称:のらくら)が初の関東ツアーを敢行中だ。メンバーの卒業を経て、10月から5人体制となったのらくらにとって、「大航海」と銘打ったツアーはまさに新たな船出を象徴する。ツアーの手応えや新アルバム「はっぴーさまーたいむ!」の解説、さらには秋にまつわるエピソードまで。個性たっぷりの新衣装に身を包んだメンバーのソロインタビューをお届けする。4回目は小山りほです。
――関東ツアーの埼玉、神奈川公演も終えたところですが、手応えはいかがですか。
小山「去年は東名阪でツアーをしたんですけど、その時よりもたくさんのファンが来てくれているのを感じますね。1年間での成長がすごく実感できています」
――27日には千葉公演が終わり、11月7日の東京公演が控えていますね。
小山「私は岐阜出身なので、関東と言っても普段ライブは東京でやることが多かったんです。特に千葉での公演は今回が初めてで。メンバーの中にも千葉出身の子がいるので、メンバーの地元の公演に参加できたのも楽しかったですし、関東のいろんな場所を知る良い機会だなと思っています」
――9月末に新アルバムがリリースされましたが、どのような作品に仕上がっていますか。
小山「楽しい曲が多いんですが、『好きとかくれんぼ』といったメッセージ性のある曲も入っていて、私自身すごく大好きなアルバムです。普段から聴いていて、その中でも特にアルバムのタイトルになっている『はっぴーさまーたいむ!』は、夏フェスで初披露した思い出の曲で、歌詞の中に『楽しみがいっぱい、真夏は特別』というフレーズがあって、それが私のアイドル活動とも重なって感じられるんです。夏はアイドルにとっても特別な季節なので、聴くとウルッとしちゃうというか。歌うたびにその夏の思い出が蘇ってきて、普段から電車の中でも聞くくらいお気に入りの曲です」
――9月にメンバーが1人卒業し、10月から新体制になって6人から5人になりました。その変化についてはいかがですか。
小山「5人体制になってから、ステージが少し広く感じるようになりました。人数が1人減るだけでもパフォーマンスが小さく見えがちなので、それを感じさせないように、今まで以上に大きく踊ることを心がけています。これからも、その勢いを保ちつつ、パフォーマンスを磨いていきたいですね」
――今は秋ですが、ご自身にとっての「○○の秋」エピソードはありますか。
小山「私は読書の秋にしたいと思っています。小学生の頃から小説が好きなんですが、最近全然読めていなくて。特にミステリー小説が好きなので、移動時間とかに読んで語彙を増やしたり、新しい世界観に触れたいなと思っています」
――好きなミステリー作家は誰ですか。
小山「東野圭吾さんが好きです。特に『マスカレード』シリーズが大好きで、全作読みましたし、映画も観ました」
――関東ツアーの新しい衣装はメンバーそれぞれデザインしたそうですが、こだわりのポイントを教えてください。
小山「今回は珍しく長袖の衣装を取り入れて、普段あまり使わない黒を多めに取り入れています。少し海賊っぽい雰囲気を意識してみたので、その点も楽しんでもらえたら嬉しいです」
――最後にグループの目標や個人の目標を教えてください。
小山「今年はTIF(TOKYO IDOL FESTIVAL)に出られなかったので、来年こそは出演したいです。そのためにも、日々のライブを大切にして、1人でも多くの人に私たちのライブが楽しいと思ってもらえるように努力していきたいです。個人的には、最近ライブでMCを大事なところで任せてもらえることが増えてきたので、もっとトークスキルを磨きたいと思っています」
――トークスキルの向上のために、何か取り組んでいることはありますか。
小山「もともと話すのは好きなんですけど、MCでは他のメンバーへの話の回し方やお客さんの反応を見ながら進めることが大事だと思っています。なので、普段から他のアイドルのライブ映像を見たり、対バンイベントで他グループのMCを観察して吸収しています!」