「たまには一人時間がほしい」2児の母の願いを妨げる”ママ警察”の存在

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現在6歳の娘と4歳の息子を育てながら、ユーモアあふれる子育て漫画をブログやインスタグラム(@yuihanada7)で発信している漫画家・イラストレーターのはなゆいさん。日々の子育てに奮闘しながらも、思わず笑ってしまったことや子どもたちから学んだことや感動したことなどを漫画にしています。

いろいろな意見はありますが、年齢が2歳離れたきょうだいを育てる「2歳差育児」は、「大変」「きつい」という声をSNSなどでよく見かけます。はなゆいさんも2歳差きょうだいのママ。今回は、その2歳差育児の大変さがピークだった頃を振り返り、娘さんとのエピソードを綴っていただきました。

週7日、ワンオペ自宅保育をしていた3年前

みなさんこんにちは。2人姉弟を子育て中のはなゆいです。今回お届けするのは姉のまる子が3歳、弟おーちゃんが1歳のときのエピソードです。

今でも「子育てって大変!」と思うことは多々あります。でも3年前を思い返すと、当時が2歳差育児の難易度がピークだった……と思い出されます。

というのも、当時パパは仕事が激務。週末も休日出勤や出張が多く、ほぼ家を不在にしていました。私は専業主婦だったので、子どもたちは保育園には通わずに、週7日間ワンオペ自宅保育をしていました。

姉のまる子は、当時かなりのシャイガールでした。そんなわけで、公園で遊んだり、お友達とおでかけしてもママにべったり。という状況で、ママ友と情報交換したり気分転換のためにおしゃべりすることも叶わず。ましてや「おひとりさま時間」なんて夢のまた夢……。

朝から晩まで“振り返ればそこに子どもたちがいる”のが当たり前、という日常でした。それでも、たまには1人きりでお風呂に浸かってゆったりしたい、断捨離して“映える家”にしたい!といった願望を密かに抱えていました。

母としては、チャンスを見つけてなんとか実行しようとしていたところでした。果たして母の願いは叶ったのか……当時を振り返ってお伝えします。

母の言動を常に見ている“ママ警察”の娘

ずーっとママの側にいたがっていたまる子。思わず「あなた“ママ警察”なの?」と言ってしまいそうになるほど、私の言動を逐一ウォッチして追いかけてきました。

そんなまる子を愛おしいと思いつつも、余裕がない日はイライラすることも。そんなときは「未熟な母でゴメン」と後悔と反省を繰り返していました。

今思えば、パパが不在のなか「忙しくてしかめっ面のママのそばにいてあげなきゃ」という、まる子なりの優しさだったんだと思います。

その後、まる子は幼稚園に入園。ママから離れられるのかと不安でしたが、蓋を開けるとビックリ。はじめは行き渋ることはありましたが、あっという間に幼稚園に馴染めました。そして今や、立派に小学生生活を送っています。

近頃は、ママと遊ぶよりも友達と遊ぶ方が楽しい様子。友達の家に迎えに行くと「ママ迎えに来るの早すぎ!」と怒られるほどです。

こんなときに、幼稚園の先生に言われたことを思い出します。

「べったりな子ほど離れるときはパキっと離れるからね」

振り返ってみれば“ママ警察”だったのは、ほんの一瞬。今となっては心温まる思い出です。

片時も離れたくないぐらいに、ママのことを大好きでいてくれて、ありがとう。

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