橋下徹氏 躍進の立憲・辻元代表代行に毒まじり評価「辻元さんたちが表に出なかったから無党派層がきた」

　元大阪府知事、元大阪市長で弁護士の橋下徹氏（55）が27日、フジテレビ系選挙特番「Live選挙サンデー超速報SP」（後7・58）に生出演し、この日投開票された衆院選で大きく議席を伸ばす勢いの立憲民主党の辻元清美代表代行に毒舌エールを送った。

　番組の調査では、自公過半数割れ、自民党単独では200議席を割るとの予想。閣僚経験者を始め、多くの実力派議員の選挙区での敗北が確実と伝えられている。一方で立民、国民民主党の躍進が目覚ましい情勢だ。

　こうした情勢を受け、橋下氏は中継で出演した辻元氏に「野田政権を作りに行くんですか？」と率直に質問した。すると辻元氏は「政権交代こそ最大の政治改革と訴えてきたので、政権交代を目指すということで作りにいく」としつつも、結果については「慎重ですよ。まだ接戦のところがいっぱいある」と、表情を崩さずに答えた。

　橋下氏はさらに立民の今回の戦いぶりに言及。「辻元、蓮舫、安住さんとか、僕らが野党・立憲と思い浮かべる人が、今回、影薄かったから。辻元さんたちが表に出なかったから、僕は無党派層がきたと思う」と、毒舌まじりながら評価した。

　「相当応援に行っている」と返した辻元氏に対し、橋下氏はさらに「以前のような雰囲気は出さない方がいいと思いますよ」と、再び毒気を含んだアドバイスを送っていた。