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 ◇高校野球秋季関東大会 1回戦 山梨学院6―5東海大相模(2024年10月27日 保土ケ谷)

 4年連続の選抜出場を目指す山梨学院(山梨1位)が地元開催の東海大相模(神奈川2位)を延長10回タイブレークの末にサヨナラ勝ちして初戦突破。23年春には選抜優勝へ導いた吉田洸二監督は「今日は運も味方してくれた。好投手相手によくつながった」と笑みを浮かべた。

 頼れる主将だ。同点の延長10回無死満塁で打席に立ったのが6番・梅村団内野手(2年)。外角直球をセンター返しした打球は二塁内野安打となって劇的勝利を決め「うれしくて勝手に右手が上がってました」と満面の笑みで喜んだ。

 昨秋から不動の4番として打線をけん引してきたが、今秋は調子が上がらず6番に。それでも強敵相手に2安打3打点と勝負強さを見せ、「どの打順でも自分がやることは変わらない。これからもしっかりつなぐ気持ちで打っていきたい」とうなずいた。

 今春の選抜も全3試合に4番として出場してベスト8入りに貢献した梅村。「もう一度、甲子園に戻りたい」。果たせなかった2度目の日本一をかなえるため、選抜出場当確が懸かる準々決勝でもチームのためにバットを振る。