キリン、免疫ケアと1日分のビタミンの配合を訴求する新商品開発 グリーンとフルーツのおいしさで潜在ニーズを深耕

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 キリンビバレッジは、免疫ケアと1日分のビタミンの配合を訴求する機能性表示食品の飲料新商品「iMUSE(イミューズ)グリーン」を開発。
11月5日から発売して免疫ケアの潜在ニーズを掘り起こしていく。

 同商品は「プラズマ乳酸菌」1000億個とビタミン(B1・B6・C)を配合し、グレープフルーツミックス味(グレープフルーツ・りんご・レモン)のすっきりした甘さが特長の清涼飲料水(果汁10%未満)。

 10月24日発表したキリンビバレッジの阿戸(あと)瑛理子マーケティング部ブランド担当主任は「ビタミン入り飲料を飲まれている方は、体調が不安なときに何となく選ばれる方が非常に多い。確かな健康価値としての免疫ケアに、さらにわかりやすい栄養機能として1日分のビタミンを加える設計にした」と説明する。 

 免疫ケアの潜在ニーズの深耕を図るため、ビタミンとともに果汁の領域にも着目した。

キリンビバレッジの阿戸(あと)瑛理子氏(中央)

 「飲料で手軽に健康を考える際に選択されるカテゴリとして、果汁飲料の需要が非常に高いということが分かっている。日常のリフレッシュの際に体に良くてすっきりとした飲み物で喉を潤したいというようなニーズの受け皿として果汁飲料が選ばれている」との見方を示す。

 ネーミングやカラーリング、パッケージデザインにもこだわった。

 「グリーンは直感的に体に優しいもののネーミングに使われることが多い。パッと見たときに“体にいい”印象をつくるとともに、おいしくゴクゴク飲めることを考えて辿り着いたのがグリーンの色合い」と述べる。

 パッケージデザインは売場で目を引く特徴的なグリーンを基調とした。フルーツのアイコンをあしらい「直感的においしい飲み物であることが伝わるデザインにした」。