10月都内物価、1.8%上昇=コメ値上がり最大、電気は縮小―総務省
総務省が25日発表した10月の東京都区部消費者物価指数(中旬速報値、2020年=100)は、価格変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が107.9と、前年同月比1.8%上昇した。
プラスは38カ月連続だが、伸びは2カ月連続で鈍化し、5カ月ぶりに2%を下回った。コメが過去最大の伸びを記録し、食料の上げ幅が拡大した一方、政府による電気・ガス代の負担軽減策がエネルギーの伸びを抑えた。
生鮮食品を除く食料は3.8%上昇した。このうち米類は62.3%と、比較可能な1971年1月以降で最大の上げ幅。酷暑の影響で出回る量が減り23年産の価格が高騰、24年産も生産コスト高で値上がりした。