第2子を妊娠していることが先週末報じられたジェニファー・ローレンス。報道後、初めて公の場所に登場した。

現地時間10月23日(水)にジェニファーは制作総指揮を務めたドキュメンタリー『Zurawski v Texas(原題)』のプレミアに出席、レッドカーペットに登場した。この日のジェニファーは「ディオール」のブレザードレスをチョイス。ふっくらしたお腹を披露した。2ショットは見せなかったものの、夫でアートキュレーターのクック・マロニーも会場に姿を見せていた。

この作品は中絶する権利を求めてテキサス州を訴えた女性たちの姿を追ったもの。ジェニファーは作品を紹介する中で「彼女たちは、どんな女性も耐えることを強いられてはならないような状況を生き延びた。そして他の女性たちが自分たちのような苦しみを味わわなくて済むようにと自分たちのストーリーを世界に広めた。それによって定義するなら彼女たちはヒーローだ」とスピーチした。目撃者によるとジェニファーはステージを降りるとき、クックとハイタッチ。キスを交わしていたという。

2022年にアメリカの最高裁判所は「人工妊娠中絶権は合憲」とする「ロー対ウェイド事件」の判決を覆した。ジェニファーはこの判断に衝撃を受けて、ドキュメンタリーの製作を決意したという。彼女は過去に2回の流産を経験。母体の安全のために流産後に子宮内膜掻爬手術などを受けたことを明らかにしている。その後第1子となるサイを妊娠、無事に出産した。ジェニファーは母になったあと「 第1子の妊娠中に判決が覆されたことを何度も考えたのを覚えている。自分の体に起きたことも考えた。その後私は順調な妊娠を経験した。とても幸運な妊娠だった」と語っていた。「ときどきふとこう思うんだ。もし私が(中絶手術が受けられないことを)強いられたら? と」。女性の生殖と身体を巡る権利に関する議論がヒートアップする中、このドキュメンタリーに対する関心も高まっている。プロデューサーとしてのジェニファーの活躍にもますます注目が集まりそうだ。