スポニチ

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 西武からドラフト3位で指名された佐伯鶴城の狩生聖真投手はチームメートの手荒い祝福を受け、胴上げもされた。「勝てる投手を目指してやってきた。日本のエース、WBCで活躍できるピッチャーになりたい」と熱く誓った。

 1メートル85の上背から投げ込む最速150キロの直球が武器。入部当初は野手だったが、広島の森下や西武の源田らを指導した渡辺正雄監督の勧めで1年夏から投手で勝負してきた。“森下2世”と評されてきた。「ずっと似ていると言われてきた。森下投手はずっと勝ち続けている投手。目標にしています」と目を輝かせる。

 22年ドラフトで佐伯鶴城から入団した古川もいるゆかりのある球団だ。「YouTubeで動画を見たりしてみんな明るいイメージがある」とにっこり。埼玉県のイメージを問われるとしばし考え「えっと…電車のイメージが強いですかね」と親会社の西武鉄道を意識した?答えで報道陣を和ませた。

 指揮官は「今までプロに送り出してきた生徒で一番叱ってきたと思うんですけどその都度はい上がっていくというか、次の日には切り替えてまた自分の想像より遙かに進もうとする彼を見てきた。凄く可能性のある選手。日本を代表する選手になってほしいと思います」と言葉を送った。