ドラマ「ターザン」でのロン・エリーさん
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 1960年代のドラマ「ターザン」で名をはせた俳優のロン・エリーさんが現地時間9月29日に、米サンタバーバラにある自宅で死去していたことが明らかになった。86歳だった。今月23日、ロンさんの娘が Fox News Digital などに公表した。

 ロンさんはドラマ「ターザン」のターザン役のほか、映画『ドクサベージの大冒険』などへの出演で知られる。

 娘のキルステンさんは愛する父の功績をたたえた上で、「わたしにとって最大の慰めは、父は今、母とわたしのきょうだいと一緒にいるということです。それはわたしにとって最大の悲しみでもあります。なぜならわたしは彼ら全員のことがとても恋しいからです」と悲痛な思いを明かしている。

 ロンさんの妻バレリーさんは2019年、息子のキャメロンさんに自宅で刺殺され、キャメロンさんは駆け付けた警察に射殺された。キャメロンさんは当時、不安定で攻撃的な振る舞いを起こしやすくなる慢性外傷性脳症の初期症状に苦しんでいたとされている。ロンさんは翌年、息子を射殺した警察の判断に異議を唱えていた。(朝倉健人)