2024年10月23日(水)にAppleが「iOS 18.2」「iPadOS 18.2」「macOS 15.2」のベータ版をリリースしました。新たなOSには画像生成AIアプリ「Image Playground」が追加されるほか、「カスタム絵文字の生成」「SiriとChatGPTの統合」などの新機能が加わっています。

Get ready with the latest beta releases - Latest News - Apple Developer

https://developer.apple.com/news/?id=qs5bol0g

iOS 18.2 beta 1: Every new feature and change - 9to5Mac

https://9to5mac.com/2024/10/23/ios-18-2-new-features-changes/

◆画像生成アプリ「Image Playground」

「iOS 18.2」「iPadOS 18.2」「macOS 15.2」では画像生成AIアプリ「Image Playground」が利用可能となりました。海外メディアの9to5Macが公開したImage Playgroundのスクリーンショットが以下。Image Playgroundでは「文章から画像を生成」「画像に含める人物を指定して生成」「画像をイラスト風からアニメ風に変更」といった操作が可能とのこと。ただし、画像に含められる被写体は1人までに制限されているそうです。



◆生成AIで絵文字を作る「Genmoji」

「Genmoji」はメッセージアプリ内で使える機能で、既存の絵文字を送信する代わりにAIで生成した絵文字を送信できます。「Genmoji」の作成画面には絵文字選択画面からアクセス可能で、文章で説明を入力すると説明に沿った絵文字が複数生成されて送信可能となります。



また、顔写真や既存の絵文字をベースに新たな絵文字を生成することもできます。



◆SiriとChatGPTの統合

SiriにChatGPTが統合され、「Siriでは対応できない指示や質問をされた際に、ChatGPTを使うオプションを提示する」という機能が追加されました。



ChatGPTには画像などのデータを送信することも可能で、データの送信時には許可を求める通知が毎回表示されるそうです。



◆視覚認識

iPhone 16シリーズでは、iOS 18.2をインストールすることで「カメラに写る被写体の情報を表示する」という機能が使用可能となります。



◆デフォルトアプリの設定

iOS 18とiPadOS 18の設定アプリに「Default Apps(デフォルトのアプリ)」という設定項目が追加され、「メール」「メッセージ」「電話」「電話フィルタリング」「ウェブブラウザ」「パスワード管理アプリ」「キーボード」のデフォルトアプリを1つの画面から設定可能になります。



◆Apple Intelligenceを利用できる地域の拡大

Apple Intelligenceは英語版がアメリカでのみテスト展開されていましたが、「iOS 18.2」「iPadOS 18.2」「macOS 15.2」のベータ版ではイギリス・オーストラリア・カナダ・ニュージーランド・南アフリカでも利用可能となりました。

なお、2024年10月28日(月)には「iOS 18.1」が正式リリースされる予定で、「iOS 18.2」「iPadOS 18.2」「macOS 15.2」の正式リリース日は未定です。

AppleのAI「Apple Intelligence」が利用可能になる「iOS 18.1」が10月28日にリリースされることが明らかに - GIGAZINE