スバルの斬新「“丸目”スポーツモデル」が凄い! 伝統の「水平対向エンジン×四輪駆動」採用! 高級感あふれる“走り”実現する「超レトロ風モデル」とは
スバルの斬新「“丸目”スポーツモデル」!
スバル「インプレッサ」は、1992年のデビュー以降、4ドアセダンやワゴンなど様々なモデルやグレードが登場しました。
その中でもとくに個性的だったと言えるのが、1998年に登場した「カサブランカ」でしょう。
カサブランカは、初代インプレッサのスポーツワゴンタイプをベースとする特別仕様車。
【画像】「カッコいい!」これがスバルの斬新「“丸目”スポーツモデル」です!
1997年に開催された「第32回東京モーターショー」に参考出品され、好評を得たことから市販化を果たし、1998年に5000台限定というかたちで発売されました。
そんなカサブランカの特徴は、なんと言っても「高級感のあるクラシカルなデザイン」です。
ベースとなった初代インプレッサのデザインは、横長ライトを採用したスポーティなものでしたが、カサブランカはこれを丸型2灯ヘッドライトへと変更し、さらにクロームメッキの大型グリルを装着。
テールレンズも丸形4灯式に変更されており、欧州のクラシックカーを思わせるスタイリングとなっています。
そこにはあまりにもベース車両の面影が無いため、パッと見てこのクルマが“インプレッサ”であるとは分からないほどに大幅なスタイルチェンジでした。
またカサブランカは、インテリアにも座り心地のよいモケット地のシートとドアトリムを採用。
そのほか、美しいオフホワイトのメーターや2トーンの本革巻ステアリングホイールも、同車のエレガントさを引き立てるポイントとなっています。
パワーユニットは、最高出力95馬力を発揮する1.5リッター水平対向4気筒エンジンを搭載しており、これに4速ATを組み合わせて前輪あるいは四輪を駆動するFF/AWD車でした。
絶対的なエンジンパワー自体は控えめではあるものの、スポーツワゴンがベースということもあり、しなやかな走りを実現。
クラシカルな見た目と高い走行性能を兼ね備えた、魅力あふれる限定車に仕上がっていました。
先述のように、カサブランカは当初は5000台限定のモデルでしたが、当時はレトロ風カーブームが起こっていたこともあり、後にスバルは同車をカタログモデルへと変更。
通年で誰でも購入することが可能になります。
しかし、その矢先にレトロ風カーブームに陰りが見え、カサブランカの人気もかつてほど高まらず、販売台数も伸び悩んだことから、2000年にインプレッサがフルモデルチェンジしたタイミングでカサブランカの販売は終了しました。
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このように、レトロな見た目で話題となった、インプレッサの特別モデルのカサブランカですが、販売台数が少なかったことから現在ではレアなクルマとなっています。
中古市場でも1台あるかどうかというレベルですが、「他にはない個性的なインプレッサに乗りたい!」という人は、一度探してみるのも良いでしょう。