横浜強盗殺人・宝田真月容疑者の父親語る犯行前後「お金に困っている様子一切ない」“ホワイト案件”に応募したはずが…

写真拡大

横浜市青葉区の住宅で、後藤寛治さん(75)の手や足を縛った上、暴行を加えて殺害。現金20万円を奪った、強盗殺人の疑いで逮捕された、宝田真月容疑者(22)。

宝田容疑者は調べに対し、容疑を認めた上で「運転をして現場近くまで行った。指示役から場所は指示された。自分以外に共犯者は2名」「SNSのバイトに応募した。税金の滞納金が数十万円あり、短期間で稼げるバイトを探していた」と供述しています。

しかし、宝田容疑者と同居している父親に話を聞くと、お金に困っている様子は見られなかったといいます。

――事件前に変わった様子は?
宝田容疑者の父親:
いや…全然ないんですよ。
(事件が発覚する)15日の前(14日)ですかね、車で出かけたのは知っていたんですけど。次の日帰って来ないで、その次の日ですかね、朝早くから、なんかお風呂入っていたみたいで。
(帰ってこなかったのは)それが今回初めて。塗装関係の仕事を真月はしていて、社長ですかね。

――お金に困っている様子は?
そういうのは一切。

父親によると、個人事業主として塗装関係の仕事をしていたという宝田容疑者。お金に困っていたことを、父親に隠していたのでしょうか?

「家族にも被害が…」

宝田容疑者は、SNS上で“ホワイト案件”という投稿に応募し、自身の身分証などを指示役に教えたといいます。

断れなかった理由について、「途中で犯罪に加担することに気づき恐怖を感じたが、個人情報を知られていて、仕返しや家族にも危害が加えられるかもしれないと考えると、断れなかった」と話している宝田容疑者。

父親が見せてくれた写真には、あどけない表情で写る10代の宝田容疑者の姿が…。

宝田容疑者の父親:
性格でいったらおとなしい…、まさか“闇バイト”やるとは思っていなくて。やるようには見えないんだけど、やったってことで逮捕されているんで、罪は償ってもらいたいです。

一連の事件を受け、警察庁はSNSで高額報酬の「闇バイト」に応募し、自分や家族に危害を加えるなどと脅され、強盗事件に加担しようとしている人に対し、警察に相談をすれば本人や家族を保護できると呼びかけています。
(「めざまし8」10月21日放送)