途中で“共犯者”乗せ自分の車で犯行に…横浜市の強盗殺人“実行役”の男(22) 一連の事件で“指示役”が細かく指示
首都圏で闇バイトによる強盗が相次ぎ、神奈川・横浜市での強盗殺人事件で逮捕された実行役の男が、自分の車で犯行に向かう途中で共犯者を乗せていた事が分かりました。
一連の事件は指示役が犯行を細かく指示していて、警察は指示役の特定を急いでいます。
宝田真月容疑者(22)は10月15日頃、仲間らと横浜市青葉区の住宅に押し入り、後藤寛治さんを暴行して殺害し、現金20万円などを奪った疑いが持たれています。
宝田容疑者は「税金の滞納金があり短期間で稼げるバイトを探していた」と供述していて、SNS上で「ホワイト案件」という投稿を見つけ、身分証などを指示役に示したと説明しています。
宝田容疑者は自分の車で後藤さん宅に向かい、途中で共犯者を乗せて犯行に及んでいた事が分かりました。
現場からは、千葉・市川市の住宅に押し入って女性を連れ去り、監禁の現行犯で逮捕された藤井柊容疑者(26)の指紋も見つかっています。
市川市の現場の住宅近くにあるコンビニの防犯カメラには、事件前に複数の不審な人物が映っていることも新たに分かり、一連の強盗事件では指示役が秘匿性の高いアプリを使って実行役を集めて、犯行を細かく指示しているとみられる事から、警察は実行犯の携帯電話の解析を進めるなどして指示役の特定を急いでいます。