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 女優の蒼井優(39)が20日放送のフジテレビ系「だれかtoなかい」(日曜後9・00)に出演。女優の道で生きていこうと覚悟を決めたキッカケを振り返った。

 MCのムロツヨシから「役者、俳優、お芝居でやっていこう、生きていくと決めたのはいつになるんですか?」と聞かれ、蒼井は「役者やろうって決めたのは釜山国際映画祭って、海外の映画祭で『花とアリス』っていう作品」と、2004年に公開された映画「花とアリス」がキッカケだと明かした。

 当時は「大学を福岡で受験するか東京にするかって悩んでたときに、ちょうどかな」と進学を決める時期だった。「で、芸大の方に行くかとかいろいろ選択肢はあって。でも、ずっと学業に戻らなきゃっていう…勉強から逃げている意識がすごいあった。どこかで切り替えてちゃんと学業に戻らなきゃと思っていた」と揺れていた心境を振り返った。

 その思いから「この仕事を好きになっちゃいけないと、どこかで思ってた」と心にブレーキをかけていた。だが、釜山国際映画祭で「レッドカーペットを初めて歩いたときに、岩井俊二監督と歩かせていただいたんですけど。岩井監督は韓国ですごい人気なので、すごい大盛り上がりして。私はここに映画が好きな人しかいないんだと思ったら感動して」と、ファンに囲まれた光景に感激した。

 そして「自分のホテルの部屋に戻ったときに気づいたらもうずっと跳んでて。うれしくて。自分が好きなものをこんなに好きな人がたくさんいるんだと思って。幸せで」と感情が爆発し「そのときに急に色がふぁーって」と景色が色づいたことを振り返った。