湿気が多い秋は、カビが繁殖しやすい時期。そこで便利なのが、ダイソーの「立てられる除湿剤」です。今回は、元小学校家庭科教諭で、家事に関する著作もあるブロガー・よしママさんに、下駄箱やクローゼット、キッチンの収納など、湿気がこもりやすい場所での活用法を教えてもらいました。今のうちに対策をして、冬の湿気に備えましょう。

ダイソーの除湿剤が優秀!秋の湿気対策にもぴったり

すっかり涼しくなって過ごしやすい秋らしい気候になりました。意外かもしれませんが、秋の降水量は梅雨と同じくらいかそれ以上に多く、湿気が多くジメジメしている季節でもあります。

カビが好む環境条件は、汚れ、湿度、温度の3つ。汚れがたまりやすい家具の裏やすき間など、そのままの状態で湿度が上がると、よりカビが発生しやすくなります。だから、予防がとても大切です。ここでは、ダイソーで手軽に手に入る便利アイテムを使ったカビ予防の方法をご紹介します。

●使う場所を選ばない便利なアイテム2つ

今回使用したものは、ダイソーの「立てられる除湿剤(吸湿量600mL、炭入)」と「立てられる除湿剤(吸湿量800mL)」。大容量吸湿できるのに、立てて使えるので場所を取らないタイプです。

マチ部分を広げたり薄くできるので入れ物の厚さを調整できるのがポイント。白い部分で吸水します。

写真いちばん左のプラスチックのタンクタイプ(ダイソー 湿気とり お得用2個入り)と比べたらかなりスリム。すき間などの細い場所にも気軽に置けるのでおすすめです。

写真は、3週間ほどおいた様子。水がたまってきますが、容器は広がっていませんでした。普通タイプの除湿剤は、吸湿量が800mLと大容量なのがうれしいですね。

600mLの炭入りは消臭したい場所に使います。設置前はホコリやカビ取りをしてから設置すると、カビの繁殖をより抑えることが可能。中の塩化カルシウムがすべて液状になるまで使用でき、状況によって異なりますが、2〜3か月程度使うことができます。

立てられる除湿剤の使い方例4つ

ここからは、使い方の例を紹介していきます。

●下駄箱

下駄場は、消臭したい場所なので「炭入り」がおすすめです。袋の高さがあるので、ブーツなどの段に使用。奥に置いておけばほとんど目立ちません。アルコールスプレーでなるべく砂やカビを取りのぞいてから、設置しましょう。

●壁と家具のすき間

北側の壁紙は結露が出やすいので、カビがしょっちゅう出現。大物家具と少し間をあけておくと風が通るので、そのすき間に除湿剤を入れておけばカビ予防になります。とくに床と壁紙の隙間にカビが発生しやすいので、アルコールでふき取ってから設置しています。

●押し入れやクローゼット

押し入れは外壁に面しているところが、結露によりカビやすく、とくに下の段が湿気がたまりやすいので、除湿剤を下段に設置すると効率よく除湿できます。クローゼットにはつり下げタイプと併用することで、衣類のカビ予防にも。

乾いたクロスでホコリをふき取って、アルコールをきれいなクロスにスプレーして壁面や床をふいておいてから除湿剤を設置しましょう。

●シンク下の収納

キッチンや洗面台の下の収納は、水道管の温度と収納部分の温度差によって結露が起こりやすい場所です。また、扉があると空気の流れが悪くなり、湿気がたまりやすくなるため、カビが発生しやすくなります。定期的に換気や掃除が必要ですが、換気が難しい場合は除湿剤を置くと安心です。

洗面所では、お風呂上がりに湿度が100%を超えることもあります。そのため、扉をあけたときに湿気が流れ込む可能性があるので、大容量タイプを設置することをおすすめします。

内部をアルコールでふき、排水管近くのデッドスペースに設置。空気の流れをよくして、掃除がしやすいように、収納もつめこみすぎないことがポイントです。

大容量タイプは、底が大きいプラスチックケースが多いですが、立てて使うタイプは省スペースで置けるので、場所を選ばずに気軽に使えます。冬に向けて結露が出やすくなる時季。掃除がしやすく、快適な気候の今が、除湿剤を設置するチャンスです。