ドラム式洗濯乾燥機を使用していますが、乾燥時間が「2時間」かかります…。「コインランドリー」に持って行く方がお得ですか?
ドラム式洗濯乾燥機とコインランドリーを比較
ドラム式洗濯乾燥機の1回あたりの電気の使用量は、メーカーや機種によって異なります。ここでは、乾燥時の消費電力が1000Wのドラム式洗濯乾燥機とコインランドリーの乾燥機を、費用と時間で比較していきます。
費用比較
ドラム式洗濯乾燥機とコインランドリーの乾燥時間・費用について比較するときに念頭に置かなければならないのは、居住する地域によって電気の使用量に違いがあるという点です。天候や気温に違いがあるため、居住地によって乾燥機の電気使用量も変わってきます。
また、各家庭で契約している電気料金プランによっても電気代は変動するため、ここで紹介する金額はあくまで目安として参考にしてください。
表1では、前述のドラム式洗濯乾燥機とコインランドリーの費用を比較してみました。なお、電気料金単価は公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会の定める目安単価31円/kWhを使用し、ドラム式洗濯乾燥機の乾燥時間は標準モード約60分、省エネモード約120分とします。
表1
※筆者作成
表1より、乾燥させる洗濯物の量にもよりますが、ドラム式洗濯乾燥機のほうが費用は安く抑えられるようです。
乾燥時間で比較
次に、ドラム式洗濯乾燥機とコインランドリーの乾燥機について、乾燥時間を比較してみました。
表2
※筆者作成
費用と同様に乾燥させる洗濯物の量にもよりますが、乾燥時間で比較すると、コインランドリーのほうが時短につながっています。
ドラム式洗濯乾燥機で時間がかかる理由
多くのドラム式洗濯乾燥機には、省エネモードが存在しています。通常省エネモードでは電気の使用量を抑えて乾燥をしてくれますが、その分乾燥までに時間がかかる傾向にあります。
前述したドラム式洗濯乾燥機の所要時間においても、「標準モード」と「省エネモード」で1時間近い差があります。
ドラム式洗濯乾燥機の稼働時間が気になる場合は、それぞれの消費電力なども確認したうえで、乾燥モードの変更を試してみることをおすすめします。
洗濯物の乾燥は費用と時間をもとに便利に使い分けよう
洗濯物の乾燥で、ドラム式洗濯乾燥機とコインランドリーを比較するとき、何にお得感を感じるかは人によって異なります。今回試算した結果では、「費用」を重視するならドラム式洗濯乾燥機ですが、「時短」を重視するならコインランドリーです。
ご自身がどちらに魅力を感じるかによって、上手に使い分けることをおすすめします。
出典
公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問Q&A カタログなどに載っている電力料金の目安単価とは何ですか?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー