米選挙当日の攻撃を計画、IS信奉のアフガン移民男を逮捕

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[ワシントン 8日 ロイター] - 米司法省は8日、11月の大統領・議会選挙当日の「テロリスト攻撃」を計画していたとしてアフガニスタン出身の男をオクラホマ州で逮捕したと発表した。

逮捕されたナシル・アーマド・タウヘディ容疑者(27)は、2021年に特別移民ビザで米国に入国し、オクラホマシティーに住んでいた。特別移民ビザはイラクやアフガニスタンで米軍や大使館付きの通訳や翻訳者として働いた人に交付される。容疑者がアフガニスタンで通訳として働いていたかどうか起訴状は言及していない。

起訴状によると、容疑者は過激派組織「イスラム国」(IS)の名のもと攻撃を企て、首都ワシントンの防犯カメラへのアクセス方法や、免許なしで銃器を取得できる州といった情報をインターネットで検索していた。ホワイトハウスやワシントン記念塔の映像を映し出すウェブサイトも閲覧していた。

容疑者はライフル銃と弾薬を購入するために連邦捜査局(FBI)協力者に会った後、未成年の共犯者(義理の弟)とともに7日に逮捕された。

逮捕後の取り調べで、多くの人が集まる場所を狙って攻撃する予定で、義理の弟とともに殉教者として死ぬつもりだったと述べた。

ガーランド司法長官は声明で「われわれはISとその支持者が米国の国家安全保障に与え続ける脅威と今後も戦い、米国民を恐怖に陥れようとする個人を特定し、捜査し、起訴する」と述べた。