米大統領選挙当日のテロを計画した疑いでアフガニスタン国籍の男が逮捕された/Stringer/Anadolu/Getty Images

(CNN)米司法省は8日、米大統領選挙の当日に米国内でテロを計画した疑いで、過激派組織イラク・シリア・イスラム国(ISIS)を支持するアフガニスタン国籍の男を逮捕したと発表した。

ナシル・アフマド・タウヘディ容疑者(27)は、おとり捜査員からライフル銃と弾薬を購入し、7日にオクラホマ州で米連邦捜査局(FBI)に逮捕された。共謀容疑やISISに対する物的支援を試みた疑いがもたれている。

調べによると、タウヘディ容疑者は未成年と組み、自分の資産を売り払って家族をアフガニスタンに帰国させ、ライフル銃を購入して米国内で「暴力的な攻撃」を実行する計画だったとされる。未成年も逮捕された。

司法省は繰り返し、11月の大統領選挙を外国の脅威から守ると強調している。検察によると、タウヘディ容疑者は「大規模な集会」を狙っていたとされる。

メリック・ガーランド司法長官とクリストファー・レイFBI長官は、捜査当局がこの計画を阻止したことを賞賛した。

検察によると、タウヘディ容疑者は2021年9月に米国に入国し、現在は移民申請の裁定を待って仮放免の状態にある。オクラホマシティーで妻と子どもと暮らしていた。

タウヘディ容疑者はネットで「首都ワシントンのカメラにアクセスする方法」などを検索していたほか、ISISのリクルーターとメッセージアプリのテレグラムを通じて連絡を取っていたとされる。

司法省は、タウヘディ容疑者の携帯電話からISISのプロパガンダが見つかり、ISISに資金を流している団体に同容疑者が寄付していたことが分かったと説明。自分の子どもに対し、殉教者が死後に与えられる報いについて言い聞かせる動画も見つかったとしている。