宮古島と東京の二拠点生活を送る大野智(2024年4月)

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 この11月3日にデビュー25周年の節目を迎える嵐。ファンが待ち望むのは活動再開の知らせだが、果たしてそれは実現するのか。そのカギとなるのは、一切の芸能活動をストップしている大野智。彼の近況をたどりつつ、活動再開の可能性を探る。【前後編の後編。前編から読む】 

【写真】キャップにマスク姿の大野智の全身ショット。他、夜の街で目撃された松本潤なども

 美しい海に囲まれた沖縄県宮古島市。大野が拠点を置く島の一角でこの夏、約3年かけて建設されたリゾート施設が完成した。 

「白を基調としたモダンな内装と、青い海が眼前に広がるインフィニティプールが特徴のヴィラを中心とした施設で、事実上のオーナーが大野さんだということは地元でもよく知られています。すでにプレオープンを迎えて、大野さんに招かれた関係者や友人が宿泊しています。その中には“元ジャニーズ”のタレントもいたようで、楽しいお酒を飲んだそうですよ」(地元の住民) 

 宮古島と東京を行き来しながら、二拠点生活を送る大野の意外な姿も目撃されている。 

「大型スーパーで買い物をしたり、農作業をするような格好で庭いじりをしていたことも。リゾート施設の敷地内に大野さんが過ごすための建物もあって、最近もその家の屋上で上半身裸になって日焼けしている姿を見かけました」(前出・地元の住民) 

 夏になると、島には大勢観光客が訪れる。噂を聞きつけた嵐のファンが来ることもあるが、大野は周囲の目を気にせず、平然と出歩いているという。 

「あごにたっぷりと無精ひげを生やして帽子をかぶっていることが多いため、大野さんの存在に気づく人はほとんどいないのだとか。もっとも、心無いファンが施設の敷地内に無断で入って来ることがあるそうで、そのような行きすぎた行為には大野さんもほとほと困り果てているようです」(前出・地元の住民) 

 ヴィラのオープンを控えた7月には大きな動きがあった。 

「都内に構えていた個人事務所を宮古島に移転して、親族を島に呼び寄せたのです。大野さんがリゾート施設を作った理由のひとつは、これまでいろいろと心配をかけてきた家族への恩返しでもある。今後は、家族と一緒にヴィラを経営していくのかもしれませんね」(芸能関係者) 

 ゆっくりとした時間の流れる南の島で、気のおけない人たちと過ごす生活。それは、嵐への思いに区切りをつけていた大野が描いた夢の実現でもあった。大野がグループからの脱退を切り出したのは2017年6月のことだ。 

「大野さんには、もう充分やり切ったという思いがあったのでしょう。『一度、嵐を離れて、自由な生活をしてみたい』と打ち明けた大野さんの切実な思いを4人のメンバーも尊重し、話し合いを重ねた。そのうえで2020年末をもって嵐は一旦、歩みを止めることになったのです。活動休止後、大野さんは表舞台から姿を消し、公の場には一度も出ていません。事実上の引退と言う人もいました」(前出・芸能リポーター) 

社長が島に出向いた 

 しかし、そんな大野も、25周年の節目を前に、ファンへの思いが膨らんでいた。空白の3年間にリゾート施設の開発に専念し、一時は芸能界に戻る気はないとさえいわれていた。しかし、今年4月に新会社「株式会社嵐」が設立され、ほかのメンバーとともに大野も名を連ねていたことはファンにも驚きと安堵をもって受け止められた。 

 同月、本誌『女性セブン』が都内で直撃した際に、大野は反響の大きさに驚きを隠さず、「(活動休止から)3年以上経っているのに、ファンや世間がまだ自分のことを覚えていてくれてるんだなって、ちょっとびっくりしましたね」と苦笑い。嵐の活動については「まだ何も決まっていない」。活動再開のビジョンも「まだない」と語っていたが、定期的に5人で集まって今後の方針などを話し合っていることは認めていた。 

 その後も大野はたびたび東京に戻り、月に一度のペースでメンバーと話し合っていたようだ。顔を突き合わせて話すうちに、頑なな姿勢にも変化が表れているという。 

「大野さんが、最近になって再始動に前向きな姿勢を見せ、4人のメンバーにも“頑張ってみたい”と復帰を示唆しているそうなんです。活動は限定的になるかもしれませんが、25周年イヤーが続く来年中にも、5人が揃ってステージに立つというファンが最も待ち望む計画が進んでいます」(別の芸能関係者) 

 9月頃には再集結の鍵を握る人物が宮古島を訪れていた。南の島で極秘裏に会談が行われたのは、嵐が結成記念日を迎える少し前だったという。 

「『株式会社嵐』の代表取締役に就任し、メンバー5人が信頼を寄せる弁護士の四宮隆史氏が、自ら島に出向いて大野さんとじっくり話し合ったそうなんです。リゾート施設が完成したことで、大野さんの“夏休み”に一旦の区切りがついたのでしょう。会談の中では大野さんの活動再開やメンバーの再集結も議題に上がったといいます」(前出・別の芸能関係者)  

 四宮氏に事実関係を尋ねると、「宮古島に行ったことは間違いありません」と認めた。会話の内容については「他愛もない話をしたのみです」としつつも、再集結に関する質問にはこう回答した。 

「ファンに恩返しをしたいというメンバーの思いは嘘偽りないものです。ファンの皆様はメンバーの考えや意向を最大限尊重してくださると信じています」 

 嵐のラストピースが、ピタリとハマるスペースは、常に確保されている。 

「5人の関係は以前と変わっていません。大野さんの帰りをメンバーはいつでも待っています。四半世紀もの間、5人を応援してくれたファンの期待に応えることはメンバー全員に共通した思い。早ければ11月3日のデビュー記念日にも何らかの大きな発表があるとみられます」(前出・芸能リポーター) 

 5人が再びひとつになったとき、世界に嵐が巻き起こる──。 

(前編から読む) 

女性セブン2024年10月17日号