リヴァプール指揮官が終盤起用の遠藤航に賛辞「わずか7分でも素晴らしいインパクトを与えた」

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 リヴァプールを率いるアルネ・スロット監督が5日、1−0で勝利したクリスタル・パレス戦後の会見で日本代表MF遠藤航について言及し、その姿勢を評価した。リヴァプール公式サイトが指揮官のコメントを伝えている。

 新監督就任後、プレミアリーグでのスタメン出場がない遠藤は、今節もベンチスタートとなり、リヴァプールが1点リードで迎えた89分から途中出場。アディショナルタイムを含めた7〜8分間のみのプレーとなったが、ルーズボールへの素早い反応や攻守の繋ぎ役として求められた役割を全うした。

 試合後、ベンチ起用となっている遠藤について問われたスロット監督は「彼のような偉大な選手であり、代表チームのキャプテンを務めている選手が試合終了の5〜7分前に入ってくるというのは、このチームで最もポジティブなことのひとつだと思う」と主張。他のクラブでは不満が噴出してもおかしくない状況ながら、遠藤は「ボールを持っている時も、セカンドボールを奪い取る時も、素晴らしかった。7分のみの出場時間でも素晴らしいインパクトを与えてくれた」と続け、その姿勢とパフォーマンスに賛辞を送った。

 また、「5分ほどしかプレーしていない中で、あのようなパフォーマンスを披露できるというは、彼の人間性もさることながら、チームの団結力に関しても多くを物語っている」と述べ、遠藤を称えつつチームが一つにまとまっていることを強調した。


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