7回、守備位置の交代を告げる新庄監督(撮影・吉澤敬太)

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 「楽天2−3日本ハム」(5日、楽天モバイルパーク)

 日本ハムは同点の八回、清宮が2試合連続となる15号右越え決勝ソロ。CSをにらんで先発要員3人をつぎ込んだ一戦に勝利した。4番手・金村が7勝目。九回を締めた斎藤友がプロ初セーブを挙げた。

 試合後、報道陣の前に現れた新庄監督は、開口一番「(斎藤友が)初めての抑えで、1点差で、あのファーストゴロは取ってあげないとかわいそうですね」と厳しい表情で話した。1点差の九回、斎藤友が登板。先頭の安田に一塁線を破る二塁打を浴びたが、その際の一塁・マルティネスの守備を問題視した。

 「ああいうプレーを見せられると、いくらバッティングが良くても守備固めを使わないといけなくなるんで。特に短期決戦では。ちょっとショックでしたね。あれは」と厳しかった。

 苦言は田宮にも漏らした。五回1死三塁で2球目にエンドランのサインを出したがファウル。四球目にスクイズを命じたが、これもファウル。フルカウントからの意表を突くスクイズもファウルし、3バント失敗で倒れた、

 「エンドラン、スクイズ、スクイズ…何なんでしょうね。昔から小技がね、あんまり得意な選手じゃないんですよ。これは経験なんですけど。ああいう失敗したらもう今度はもう代打でいろんなことができる子を使います。仕方ない。それは。後悔はしたくないから」とバッサリだった。すでに選手起用はCSモード。改めて力量を見極めながら、厳しい姿勢で決戦に臨む。