スポニチ

写真拡大

 ◇セ・リーグ DeNA3−1中日(2024年10月4日 バンテリンD)

 DeNAは中日を3−1で下し、連敗を2で止めた。5回から3番手で登板した山崎康晃投手(32)が2回を投げて無失点に抑え、今季3勝目を挙げた。

 2日に出場選手登録された山崎は、9月15日の広島戦(マツダ)以来のマウンド。ランナーを許しながらも、2イニングを無失点とし、8月3日の阪神戦(横浜)以来の3勝目を挙げた。

 勝利投手となり、お立ち台に呼ばれた右腕は「ブルペン陣が苦しい中、こうして招集してもらって、自分のできることは何か考えたときに、一生懸命やることがチームのためになると思ってるんで、そういった意味では良い結果につながってよかったと思います」と振り返った。

 2回を投げて3三振。「相手がいることなので、力同志でぶつかると結果がついてこないので、頭を使いながらピッチングした結果だと思う」と、うなずいた。

 5回1死からは中安と二失で一、二塁のピンチを迎えた。「野手のエラーも絡みましたけど、僕自身そういうランナーをホームに返したくないなという思いでやってるので、いい結果に結びついて良かった。野手がいつも頑張ってくれてる分、ピッチャーもここで踏ん張ろうと思いで投げていました」。6回も右前打と四球で無死一、二塁としたが、決定打を許さなかった。

 レギュラーシーズンは残り2試合。その先にはクライマックスシリーズ(CS)を控える。「“勝って兜(かぶと)の緒を締めよ”という言葉がありますけど、今ここで気を許すと本当に足元を救われると思ってますし、全員が今、CS勝ち抜くために必死に、消化試合だとは僕は思っていないので、正々堂々しっかり勝負して、中日の選手との良い戦いを(ファンに)見せられたらと思ってます」と語った。

 「CSも良い勝負ができるように、正々堂々勝負していきたいと思ってます」と先を見据えた。