グループ旅行が苦手な６歳娘…「参加したくなかった」気持ちを切り替えた母との対話
現在6歳の娘と4歳の息子を育てながら、「笑い」と「感動」を描いた子育て漫画をブログやインスタグラム（＠yuihanada7）で随時発信している漫画家・イラストレーターのはなゆいさん。子育てに日々奮闘しながらも、思わず笑ってしまったことや感動したこと、子どもたちから学んだことなどをユーモア溢れる漫画にしています。
今回は、はなゆいさんの妹家族と一緒に旅行した際のエピソードをお伝えします。この旅行の計画を子どもたちに話した際、とある理由で「いとこたちと一緒の旅行はイヤだ」と言い出した長女。なんとか説得して旅立ったのですが、娘のテンションが下がることも多々……そんななか成長を感じられる場面もあったそうで詳細を綴っていただきました。
娘にとって初めてのいとこたちとの旅行
こんにちは。娘と息子を子育て中のはなゆいです。今回は、子ども2人と妹ファミリーと一緒に旅行へ行った際のエピソードをお届けします。
我が娘のまる子は、繊細なところがあります。そのため最初の一歩をなかなか踏み出せないことがあります。例えば、幼稚園の年長時にお泊まり保育があったのですが、その時も参加するかどうかギリギリまで迷いました。
結局、参加を決めたのですが、出発日は不安のあまり表情が「無」になっていたほど。ところがお泊まり保育から帰ってくると、キッラキラと輝く笑顔で楽しんだことを教えてくれる、そんな側面を持つ子です。
さて、今回まる子にとって初挑戦となったのが、いとこたちとのグループ旅行。小さい頃はよく遊んでいましたが、大きくなるにつれ、会う機会が減っていたという間柄で、まる子は気乗りせず、及び腰でした。
普段であれば、そんなまる子の心に寄り添うべく、旅行への参加を見合わせるのですが、この時は夫が長期出張で不在中でした。私1人では子どもたちを旅行へ連れていけないので、妹ファミリーからの旅行の提案は、渡りに船状態。嫌がるまる子を説き伏せて、参加を決めたのでした。
さて、乗り気でないまる子の運命や、いかに!? 一部ですが旅の様子をお伝えします。
感情があふれた時は成長のチャンス
気持ちが超低空飛行で、さらに自分がやりたかった動物との触れ合いもできないとなった時、まる子の我慢の糸が切れ、大泣きしました。「あぁ参加すべきでなかったか……」と頭をよぎりましたが、感情があふれる時は、実は成長のチャンス！
そこで私はまる子とじっくり話すことにしました。まる子だって、みんながやりたいことと自分がやりたいことが違っていて、譲れば丸く収まるとわかっています。でも、それでは納得できず、どうしたものか困惑しているんです。
こんな時に大事なのが、ゆっくり話を聞くこと。思いを吐き出した後に本人の納得いく方法で、気持ちに決着をつけてもらいました。
大泣きしたことで気まずいまる子でしたが、誘い上手ないとこのお兄ちゃんが手を引いてくれ、すんなりと合流。あっという間に楽しい世界へ連れ出してくれました。
まる子はこの経験を経て、妹家族との旅行にすっかりハマった様子。この後2回もキャンプに行きました。そして今では「家族旅行と、妹家族と一緒に旅行に行くのどちらがいい？」と聞くと、躊躇なく「いとこと一緒！」と答えるほどに。
勇気を出したら、楽しいことが待っている。このことを教えてくれた妹家族には感謝しかありません！
