ハーバード・イエールで正解率17%。本当は誰でも解ける「地頭力」を試す3問【論理クイズ】

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自分の論理的思考力に自信はありますか?

「論理クイズ」「論理パズル」とも呼ばれる論理的思考問題は今、Google、Apple、Microsoftといった世界的有名企業で入社試験として出題され、「優秀な人材」を測る尺度として活用されているほど重要な指標です。

そんな論理的思考問題の傑作を世界中から収集し、解説した書籍『頭のいい人だけが解ける論理的思考問題』(ダイヤモンド社)では、自分のレベルを測りながら「地頭力」を磨くことができます。

今回は、本書から抜粋して、論理的思考を測る3問を出題します。この問題はハーバード大学やイエール大学といった世界的超名門校の大学生ですら、全問正解は17%。しかし、「考える力」があれば誰でも解ける問題です。ぜひ試してみてください。

消しゴムの値段は?

では、最初の問題です。

5秒で考えてみてください。

▼問題1

ボールペンと消しゴムは、合わせて110円。

ボールペンは消しゴムより100円高い。

では、消しゴムの値段は?

少し簡単だったかもしれませんね。

でも、答えは「10円」ではありません。

▼1問目の正解

「ボールペンが100円、消しゴムが10円」と考えがちですが、それでは、ボールペンと消しゴムの差は90円になります。

差が100円になるには、「ボールペンが105円、消しゴムが5円」でなくてはいけません。

よって、正解は「5円」です。

次の問題です。

こちらも5秒で考えてみてださい。

▼問題2

社員4人で作業して、4日で4つ生産できる商品がある。

この商品を100日で100個つくるには、最低何人の社員が必要?

なんとなく「100人かな?」と、直感に頼った人もいるかもしれませんが、答えは「100人」ではありません。

▼2問目の正解

「4人で4日で4つ生産できる」とはつまり、「4人いれば、1日に1つ生産できる」ということ。そのため、4人で100日やれば100個生産できます。

よって、正解は「4人」です。

それでは、最後の問題です。

やはり5秒で考えてみてください。

▼問題3

あるイベントで、開始時は観客が1人だったが、1分ごとに2倍に増え、12分で会場が満員になった。観客が会場のちょうど半分を占めたのは、開始から何分後?

「12分で満員だから、その半分で、6分?」と考えたくなってしまいますが、答えは「6分後」ではありません。

▼3問目の正解

観客は「1分で2倍」になります。12分で会場が満員になったのなら、会場の半分が埋まったのは、その1分前。

よって、正解は「11分後」です。

ついつい直感で解いてしまう論理的思考問題。論理的に考えることはできましたか?『頭のいい人だけが解ける論理的思考問題』(ダイヤモンド社)は古典的名作からSNSで度々バズる話題作まで、思考を高める67問がわかりやすい解説とともに紹介されています。

読んで理解するだけでも賢くなる本書。ぜひ身近な人とトライしてみてください。

『頭のいい人だけが解ける論理的思考問題』2では、論理的思考問題では定番の問題。発想力ではなく、純然たる論理力が試される問題です。ぜひ試してみてください!

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